教員名 : 竹田 正哉
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科目名
メディアビジネス特講L
授業コード
25028
担当者名
竹田 正哉
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類
授業内容
映像コンテンツ企画を制作、発信するために、その企画に出資する企業・団体・個人を獲得するということはメディアビジネスにおいて最も重要な要素です。この授業は、映像撮影の技術ではなく、「この映像コンテンツ企画なら企業が出資して一緒に発信してくれる」という映像コンテンツ企画の考え方と作り方を学び、そのヒントを体得することを目指します。そのヒントをつかんで大学卒業後に実社会で実践的に役立つ考え方と方法論を学びます。さらに、メディア企業とのコラボレーションの方法も学ぶことができます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1. メディアで自分の企画=アイデアを発信することの構造を理解し、その企画の作り方、方法論を習得する。
2. 実際の企業、メディアの特性を理解し、出資を獲得できる映像企画作りを習得する。 3. 具体的提案事例作成の方法を習得する。 【身につく力】「知識・理解」、「コミュニケーション能力」、「斬新な発想をする力」 授業計画
第1回 メディアでビジネスを創ることの広告代理店から見た実際のプレイヤーの構造
第2回 電通の実績例の列挙ガイダンス 第3回 企画立案をする思考構造 第4回 具体例①「日本一短いクイズ SHOW 〜シャープに答えて〜」(シャープ) 第5回 具体例②「 ICHIRO—MONDOW two chairs 」( NTT 西日本) 第6回 具体例③「常夏ガール」→「坂口憲二のこの夏は忘れない」(クリムゾン) 第7回 具体例 ④ 「恋する和菓子」(源吉兆庵) 第8回 映像企画に関わる制作者の理解①(プロデューサー、ディレクター、放送作家) 第9回 具体例 ⑤ 「東京カレーラボ」(江崎グリコ) 第10回 具体例 ⑥ 「満腹なんこめ物語」(ドコモ関西、大阪ガス) 第11回 映像企画に関わる制作者の理解②(リサーチャー、文化人) 第12回 具体例 ⑦ 「スパイス of ライフ」(ハウス食品) 第13回 具体例 ⑧ 「茂木健一郎〜超域オンリーワン・シリーズ〜」(複数社) 第14回 実践企画つくり 第15回 企画発表・相互批評 まとめ 関連科目
「広告論」「映像制作応用」
準備学習等の指示
学習準備は「大好きな人の誕生日会をどう企画すると特別な会に出来るかを思考する訓練をしておく」こと。
「街の古い本屋、パン屋」 などを自主的にテコ入れするアイデアを発想する訓練をしておくこと。 準備には、毎回最低30 分以上かけてください。 教科書
教科書は使用しません。ワークシートや資料等のプリントを授業で配布します。
参考文献
茂木健一郎(2018年)、『最高の雑談力』、徳間書店
小山薫堂(2006年)、『考えないヒント』、幻冬舎 喜多あおい(2011年)、『プロフェッショナルの情報術』、祥伝社 関秀章(1992年)、『傑作!テレビズム』、コスモスの本 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
企画つくり・企画書の完成度・レポート:60%、授業への参加度・毎回の感想カード40%で評価します。
実務経験と授業との関連
総合広告代理店電通関西支社で約30年、テレビ企画を中心にメディアビジネスを実践してきました。
そこで体得した「どうすれば実際にメディアでビジネスが出来るのか」の方法論を提供します。実践の具体的事案をもとに授業を進めます。 備考
出席は必須です。この講座を学ぶことで「メディアビジネス」だけでなく、「自分の人生も楽しくハッピーにプロデュースできるようになってきた」との実感獲得も目標とします。
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