教員名 : 松永 隆
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科目名
ゼミⅠ ス(松永隆)
授業コード
41356
担当者名
松永 隆
授業題目
スポーツ大国になるためのスポーツ経営戦略
科目ナンバリング
単位数
4.00単位
配当年次
3年
授業概要・授業計画
日本は現在GDPでは世界第3位ですが、スポーツ分野においては世界のベスト3に位置すると言える状態ではありません。ただ、近年野球、サッカー、バスケットボール、ラグビーなどでは長年の育成強化の積み重ねの結果、世界大会において日本代表が伝統強豪国相手に互角の戦いをできるようになりつつあります。 一方、国内では少子化に加え、スポーツを全くしない子供たちが増える傾向にあり、これを放置していては日本のスポーツは衰退しかねない状況に置かれています。
そのような逆風の中でも日本を真のスポーツ大国にするためには、各競技種目において競技人口を維持し、かつトップレベルも引き上げ、世界で活躍する選手をより多く育てていく必要があります。世界で活躍する選手が増えれば、それが子供がスポーツを始める動機付けになり、底辺が再び拡大するという好循環を呼び、日本全体のスポーツ産業をより拡大させることができます。 本ゼミにおいては私自身が長年スポーツビジネスの現場での経験から得られた実践的なアプローチにより、上記のような好循環を起こし、日本を真のスポーツ大国にするための方策を考えることを念頭におきたいと思います。それをベースに、広島地域のプロクラブやプロ球団、各スポーツ団体、或いはスポーツ関連事項を所管する自治体が抱える課題を聴取し、ゼミ内で複数グループに分かれてそれら課題に対する分析と検証を行います。 因みに4年次のゼミⅡにおいて当該企業/団体に対し課題解決のための提言をプレゼン形式で行います。その提言書と提言作成の過程で各自が果たした役割に応じ, 報告と結果分析を含めた報告書(8,000字)の作成を行います。 学生自らが考えることを促し、ビジネスを志す学生に最も求められる能力を養うためグループワーク中心の授業を行います。 【身につく力】 課題解決のための情報収集力、情報分析力、それを元にどう行動に移すかを考える思考力、その考えを効果的に表現して相手に理解してもらうためのコミュニケーション能力 ◆授業計画 <前期> スポーツビジネス財務の基礎 プロスポーツ、スポーツ関連事業における収益力,損益管理の考え方 現実的な事業アイデア発想のために必要となるもの ビジネスにおける事業計画作成の基本 プレゼン術 対象企業/団体との課題発掘のための打ち合わせ <後期> 提言テーマの絞り込みと決定 課題解決のためのベースとなる当該企業、団体の基礎情報 課題となっている当該事業のこれまでの経緯と課題の背景にある原因に関する情報収集 各情報の分析と課題解決のための素案の作成 課題解決のための採算を含む事業計画の策定 提言の骨子の当該企業/団体へ骨子説明とフィードバック 教科書
参考文献、データは適宜紹介したり、プリントを配布したりします。
活動予定
提言策定に向けて必須のリアルのスポーツ現場での視察、インタビューなどを大学外で実施します。
相手の都合、天候などにより授業時間外(土日や休日も含む)の活動になる可能性があります。 成績評価の方法
授業への参加度、すなわちグループワークにおける積極性、貢献度、発言及びプレゼンテーション、レポートなどを総合的に評価します。
選考方法
【選考⽅法】
面接(対面) スタップ① シラバスを確認して、担当教員(ts-matsu@hue.ac.jp)にメールを送り、面接予約する。 ステップ② HUE NAVIを通じて登録の上、自己紹介書を持参の上、研究室訪問する。 ※自己紹介書等のフォーマットは、掲示板より配布します。 【⽇時】 第1次:2024年11⽉20⽇(水)〜26日(火) 第2次:2024年12⽉9⽇(月)〜 12⽇(⽊) 第3次:2024年12⽉23⽇(月)〜25⽇(水) 【場所】 研究室(3号館2階224号) 【連絡先】 tk-matsu@hue.ac.jp 履修条件
将来スポーツビジネスに携わり活躍したいと考えているチャレンジ精神旺盛な学生を優先します。
特に学外のプロフェッショナルな方々との協議やその方々への提言をプレゼン形式で行うので、ビジネスで通用する考え方とプレゼン能力を身につけたいという熱意がある学生を優先します。 また、今後スポーツビジネスにおいては海外との関りが重要になってくるので、 英会話速習トレーニングの方法を指導します。 オフィスアワー
研究室自由訪問期間は、2024年 11 月 8日(金)〜 11 月 18日(月) です。
【自由訪問期間の対応可能日時】 月曜日 13:30-15:00 火曜日 14:00-16:00 【場所】 研究室(3号館2階224号) |