シラバス情報

科目名
自然科学C
授業コード
13016
担当者名
原田 浩幸
副題
エコロジー論
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類

授業内容
 自然科学の定義は「自然現象を対象とする学問であり、自然現象の把握に有効な概念を確立し、その法則性を明らかにすることです。本講義は現代社会の教養の一つとなっている「環境科学」を中心の柱としてに文系学生が理解できる内容で構築するので、外部試験のEco検定受験対策にも有効です。
 まず自然科学の観点から、地球46億年の歴史をさかのぼって、現在の地球構成している大気圏・水圏・地圏の成り立ちを学ぶます。次に現在の地球が抱えている問題「地球環境問題」について系統的に講術します。最後に環境と経済両立させ循環型社会を構築しSDGs目標を達成するために、それぞれに立場で取り組みを考えます。

講義は70分程度の講義と20分程度の小テスト(レポート 講義を要約する)とからなります。15回目の確認テストではレポートを返却し、それらを持ち込み可とします。

到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【身につく力】
★「知識・理解」地球環境の成り立ちやしくみを知り,時代の流れの中で,人間が地球環境に及ぼしてきたさまざまな影響とその問題点について理解ができている。また,これらの問題点を分析するための調査方法に関する基礎知識や環境保全に対する取り組みを理解している。
★「理論的思考力」「問題解決能力」地球環境の諸問題をさまざまな観点から,総合的にとらえ考察することができ,発生の原因・背景と人間の生産活動・経済活動との関連をとらえることができる。
★「チャレンジする力」
地球の成り立ちに関心をもち,地球環境の学習を通じて,積極的に地球環境問題の解決を考える態度が身についている。身近な環境問題から地球規模の環境問題に関心をもち,相互の関連についても意欲的に考える態度をもっている。
授業計画
1回目 ガイダンス/循環型社会に向けて環境と経済を両立する
2回目 地球を知る/地球で起きていること   

3回目 地球の初期           

4回目 地球の大気/大気の循環           
5回目 地球の熱収支/地球温暖化    
6回目 私たちの地球の変遷と生物の変化 
7回目 海水とその運動         
8回目 私たちの空と海・地球のこれから    
9回目 人間活動がもたらす自然環境の変化 
10回目 持続可能な社会に         
11回目 地球環境問題種類と原因・影響、SDGs 

12回目 化学物質            

13回目 生態系の保全          
14回目 廃棄物処理                                        
15回目 最終確認テストとまとめと振り返り


関連科目
自然科学A 自然科学B 環境法
準備学習等の指示
計画のところで示したNHK講座や記事を読んで事前学習あるいは復習をおこなうこと

2回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150145_00000#in=0&out=1200 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)

3回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150153_00000 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)

4回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150167_00000 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)    
5回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150168_00000 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分) 
6回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150154_00000&lib=on 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)
7回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150172_00000&lib=on 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)
8回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150178_00000&lib=on 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)  
9回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150179_00000&lib=on 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)
10回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150180_00000&lib=on30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)
11回目 朝日新聞 https://www.asahi.com/sdgs/article/15008328 30〜60分(記事理解30分 要約・調べ30分)

12回目 NHK記事 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221124/k10013899691000.html 30〜60分(記事理解30分 要約・調べ30分)

13回目 NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150258_00000&lib=on 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)
14回目  NHK講座 https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005301169_00000 30~60分(ビデオ25分 要約・調べ30分)
15回目 最終確認テストとまとめと振り返り
教科書
実経出版 地球環境化学をテキストとし内容・水準を大学レベルに 説明や補足資料で高める。
参考文献

★地球環境化学入門 改訂版


原書名An Introduction to Environmental Chemistry, Second Edition
著者名渡辺 正
発行元丸善出版


★よくわかる環境科学 地球と身のまわりの環境を考える 鈴木孝弘/著 オーム社
定期試験の実施
定期試験は実施します。
成績評価の方法
定期試験 65% (関連するEco検定過去問などから 語句選択)
小テスト 28%
授業への参加度 7%


実務経験と授業との関連
以下の資格を持っているので講義には実務の観点を反映できる。
Eco検定合 下水道検定合 土木技術者一級(環境)
備考
関連する資格取得試験Eco検定は次のようになっている。できれば受験し合格を目指してほしい。昨年度の合格率は58.4%とのことである。

試験日② 受験受付:2025年10月10日(金) 〜 10月21日(火)
【第39回】2025年11月13日(木) 〜 12月4日(木)