シラバス情報

科目名
ブランド論
授業コード
22054
担当者名
兎内 祥子
副題
モノの見方が変わるブランドの考え方
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類

授業内容
ブランドはマーケティング論の中で非常に重要かつ特有の考え方をします。近年、市場が急速に変化する中で、ブランドの考え方も進化しており、その対象も地域ブランドやサステナブルブランドなど企業だけに留まるものでなくなっています。本講義ではブランドおよびブランドマネジメントの理論と実践について、身近な事例にもとづいて解説していきます。ブランドとは何か、ブランドにはどのような機能や役割があるのか、ブランドをいかに採用し管理していけばよいのか、ブランドを通じて消費者とどのように関係を築いていくのか、といったことについて理解を深めます。また、ブランド論を理解することで、基本的なマーケティング論に対する理解もさらに深まるでしょう。本授業は、講義形式で行います。毎回の授業の終わりに内容に関する課題を行ってもらい、次の授業の最初に解説します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この講義の到達目標は、以下の3点です。
・ブランド論の基本的な理論を理解し、それについて説明ができること
・ブランド管理の考え方とそのために必要な組織の在り方を理解し、納得すること
・近年のブランドマネジメントに関わる事例と課題について、理論を踏まえて分析できること

【身に付く力】知識・理解、論理的思考力・分析力
授業計画
第1回  オリエンテーション
第2回  ブランドの機能と役割(講義中に課題や小テストを実施します)
第3回  ブランドの測定と評価:ブランドエクイティ(講義中に課題や小テストを実施します)
第4回  ブランド構築①:ブランドアイデンティティ(講義中に課題や小テストを実施します)
第5回  ブランド構築②:ブランドパーソナリティ(講義中に課題や小テストを実施します)
第6回  ブランド強化:ブランド・レレバンス(講義中に課題や小テストを実施します)
第7回  ブランドの活用:ブランドポートフォリオ戦略とブランド拡張(講義中に課題や小テストを実施します)
第8回  従業員へのブランディング:インターナルブランディング(講義中に課題や小テストを実施します)
第9回  企業ブランディングとブランド管理(講義中に課題や小テストを実施します)
第10回 ブランドに関するトピックス①:ブランド・コミュニティ(講義中に課題や小テストを実施します)
第11回 ブランドに関するトピックス②:地域ブランドとは何か(講義中に課題や小テストを実施します)
第12回 ブランドに関するトピックス②:地域ブランドの課題(講義中に課題や小テストを実施します)
第13回 ブランドに関するトピックス③:消費者視点のサステナブルブランド(講義中に課題や小テストを実施します)
第14回 ブランドに関するトピックス③:企業視点のサステナブルブランド(講義中に課題や小テストを実施します)
第15回 講義のまとめ
関連科目
消費者行動論、マーケティング論基礎、マーケティング論
準備学習等の指示
事前学習:事前に講義資料をダウンロードして、事前に資料を読んできてください(30分)。
事後学習:講義内容の復習をしてください。とくに、毎回、授業の資料や紹介する参考文献を読み、知識を定着させるようにしてください(2時間〜3時間)。

教科書
教科書は指定しません。講義資料をダウンロードしてください。
適宜、講義の中で参考文献を紹介します。
参考文献
デービッド・A.アーカー(著)・阿久津 聡(訳)(2014)『ブランド論—無形の差別化をつくる20の基本原則』、ダイヤモンド社、2640円
田中洋(2017)『ブランド戦略論』、有斐閣、4400円
石井淳蔵・廣田章光(編)(2021)『1からのブランド経営』、碩学舎、2,640円
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験:70%
出席回数が総講義回数 の 3 分の 2 に満たない場合には、定期試験の受験を認めないことがあります。
授業への参加度:30%
授業への参加度とは、「①授業へのディスカッションへの参加」 + 「②講義中に出題する課題の得点」 の合計で評価します。
実務経験と授業との関連
なし
備考
講義中は以下のことを厳守してください。
守られていないと判断した場合は注意します。また、著しく授業妨害となる行為があり、注意しても改善が認められない場合、定期試験の受験を認めないことがあります。
①禁止事項(緊急ではない事情での途中退出、私語、イヤホンの装着、授業と関係がないスマートフォン・パソコン・携帯電話の使用)
②毎回、学生証を必ず持参してください。
③パソコンとスマートフォンを充電した上でもってください(授業中にクリッカーや小テスト、講義資料のダウンロードなどをしてもらうために必要になります)
※初回の講義で、成績評価や講義のルールについて詳しく説明します。必ず出席してください。