シラバス情報

科目名
情報通信技術を活用した教育 【教職】
授業コード
51022
担当者名
竹口 幸志
単位数
1.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)、高校一種(公民)、高校一種(商業)、高校一種(情報)

授業内容
情報通信技術を活用した教育に関する理論及び方法では、情報通信技術を効果的に活用した学習指導や校務の推進の在り方及び児童及び生徒に情報活用能力(情報モラルを含む。)を育成するための指導法に関する基礎的な知識・技能を身に付ける。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1)個別最適な学びと協働的な学びの実現や、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の必要性など、社会的背景の変化も踏まえた情報通信技術の活用の意義と在り方を理解している。
2)特別の支援を必要とする児童及び生徒に対する情報通信技術の活用の意義を理解している。
3)ICT支援員などの外部人材や大学等の外部機関との連携の在り方、学校におけるICT環境の整備の在り方を理解している。

4)育成を目指す資質・能力や学習場面に応じた情報通信技術を効果的に活用した指導事例(デジタル教材の作成・利用を含む。)を理解し、基礎的な指導法を身に付けている。
5)学習履歴(スタディ・ログ)など教育データを活用して指導や学習評価に活用することや教育情報セキュリティの重要性について理解している。
6)遠隔・オンライン教育の意義や関連するシステムの使用法を理解している。
7)統合型校務支援システムを含む情報通信技術を効果的に活用した校務の推進について理解している。
8)各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間(以下「各教科等」という。)横断的に育成する情報活用能力(情報モラルを含む。)について、その内容を理解している。
9)情報活用能力(情報モラルを含む。)について、各教科等の特性に応じた指導事例を理解し、基礎的な指導法を身に付けている。
10)児童に情報通信機器の基本的な操作を身に付けさせるための指導法を身に付けている。

【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第 1 回 教育の情報化
第 2 回 情報活用能力の育成
第 3 回 ICTを活用した教材開発と指導法
第 4 回 教育データを活用した評価
第 5 回 情報モラル教育
第 6 回 ICTを活用した特別支援教育
第 7 回 校務の情報化とICT環境の整備
第 8 回 遠隔・オンライン教育

関連科目
道徳教育指導法,社会,地理歴史,公民,商業,情報の教科教育法,特別活動・総合的な学習の時間の指導法,教職実践演習
準備学習等の指示
テキストの予習と復習(受講前には必ずテキストを読んできてください。わからない用語などは事前に調べてくるとより授業の理解度が高まります。)
予習と復習それぞれに2時間以上の学習を推奨します。

教科書
・教職課程 情報通信技術を活用した教育の理論および方法
(実教出版,2023,ISBN:978-4-407-35841-4)

・基本的に,毎回レジュメや資料等のプリントを配布します。
参考文献
『中学校学習指導要領』(文部科学省,平成29年3月)
『高等学校学習指導要領』(文部科学省,平成30年3月)
『中学校学習指導要領解説 総則編』(文部科学省,平成29年3月)
『高等学校学習指導要領解説 総則編』(文部科学省,平成30年7月)

文部科学省「教育の情報化に関する手引き」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00117.html

定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
ディスカッション(20%)
確認テスト(40%)
レポート(40%)
実務経験と授業との関連
備考
・欠席や遅刻する場合は,事前に連絡してください。

・ディスカッションでは,ICTを活用した現代的な教育課題を解決する力について評価します。
・確認テストでは,以下3点について評価します。
 1.情報通信技術の活用の意義と理論を理解している。
 2.情報通信技術を効果的に活用した学習指導や校務の推進の在り方について理解している。
 3.児童及び生徒に情報活用能力(情報モラルを含む。)を育成するための基礎的な指導法を身に付けている。
・レポートでは,調査したこと,理解したこと,疑問や気づき,意見したこと等をまとめているかを評価します。
・情報科学の進展は早いので,最新の情報を収集するように努力してください。