シラバス情報

科目名
マーケティング論基礎
授業コード
22030
担当者名
兎内 祥子
副題
便利な生活を支える仕組み
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
「マーケティング」とは、「商品の売れる仕組みづくり」です。これを考えるためには、企業が顧客や競合企業、パートナーなどが存在する市場に対し、どのように効果的に働きかけ、価値を創り出すのかを考える必要があります。マーケティングの考え方 は、企業の活動だけでなく、自治体や病院、NPOなどの組織にも応用が可能です。本講義では、マーケティング論の基本概念ともいわれるマーケティングマネジメント論を中心に解説し、マーケティングの基本的な考え方について理解していきます。本授業は、講義形式で行います。毎回の授業の終わりに内容に関する課題を行ってもらい、次の授業の最初に解説します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この講義の到達目標は、以下の3点です。 
・マーケティングの基本的な理論を理解し、それについて説明ができること
・良い商品をつくればヒットするわけではないこととその理由を理解し、納得すること
・マーケティングの基本的な理論を用いて、身の回りのマーケティングの事例を分析できるようになること
【身に付く力】知識・理解、論理的思考力・分析力
授業計画
第1回  オリエンテーション
第2回  マーケティング志向(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第3回  マーケティング論の成り立ち(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第4回  マーケティングの基本概念①:セグメンテーション(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第5回  マーケティングの基本概念②:ターゲティング(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第6回  マーケティングの基本概念③:ポジショニング(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第7回  製品のマネジメント①:製品差別化(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第8回  製品のマネジメント②:新製品開発プロセス(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第9回  価格のマネジメント①:事例編(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第10回 価格のマネジメント②:理論と手法(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第11回 プロモーションのマネジメント①:内容(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第12回 プロモーションのマネジメント②:媒体選択(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第13回 チャネルのマネジメント②:チャネル選択(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第14回 チャネルのマネジメント③:チャネル管理(クリッカーを使用した議論と講義内容についての小テストを実施します)
第15回 講義のまとめ

関連科目
マーケティング論、流通システム論、消費者行動論、ブランド論
準備学習等の指示
事前学習:教科書の指定されたページの内容を読んできてください(30分)。
事後学習:講義内容の復習をしてください。とくに、毎回、進んだ範囲までの教科書を読むとともに、授業の資料や紹介する参考文献を読み、知識を定着させるようにしてください(2時間〜3時間)。
教科書
石井淳蔵・廣田章光・清水信年(2019)『1からのマーケティング 第4版』、碩学舎 、2640円

参考文献
石井淳蔵・廣田章光・坂田隆文 (2016)『1からのマーケティング・デザイン』、碩学舎、2640円
高嶋克義・桑原秀史(2008)『現代マーケティング論』、有斐閣アルマ、2200円
石川和男(2020)『現代マーケティング論 コトもモノも一緒に考える』同文舘出版、2650円
池尾 恭一 ・青木 幸弘 ・南 知惠子 ・井上 哲浩 (2010)『マーケティング (New Liberal Arts Selection)』有斐閣 、4290円


定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験:70%
出席回数が総講義回数 の 3 分の 2 に満たない場合には、定期試験の受験を認められないことがあります。
授業への参加度:30%
授業への参加度とは、「①ディスカッションへの参加度」 + 「②課題の得点」 の合計で評価します。

実務経験と授業との関連
なし
備考
講義中は以下のことを厳守してください。
守られていないと判断した場合は注意します。また、著しく授業妨害となる行為があり、注意しても改善が認められない場合、定期試験の受験を認めないことがあります。
①禁止事項(緊急ではない事情での途中退出、私語、イヤホンの装着、授業と関係がないスマートフォン・パソコン・携帯電話の使用)
②毎回、学生証を必ず持参してください。
③パソコンとスマートフォンを充電した上でもってください(授業中にクリッカーや小テスト、講義資料のダウンロードなどをしてもらうために必要になります)
※初回の講義で、成績評価や講義のルールについて詳しく説明します。必ず出席してください。