シラバス情報

科目名
教職教養
授業コード
34005
担当者名
前馬 優策
副題
教員採用試験の筆記試験に重点をおいた対策授業。「教育法規」「教育史」「教育時事」
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類

授業内容
教員採用試験の「教職教養」の対策として、多くの自治体で問われやすい教育原理と教育法規について主に扱います。「教育原理」は、学習指導要領、生徒指導、特別支援教育などについて、それぞれの歴史的経緯や最新の動向を踏まえながら重要事項を学習します。「教育法規」は、教育基本法をはじめとして、学校に関する法規、学校教育に関する法規、子どもに関する法規、教職員の法規などを扱います。
基本的な授業の流れは、①確認テスト、②テストの解説、③次回のテスト範囲のポイント解説、④教育ニュースについて報告、⑤報告についてのディスカッションです。
テキストに沿っての学習となりますが、一時間のうちに一度は意見や発言を求めることも多々あります。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
(1)教育原理・教育法規について重要事項を理解し、教員採用試験の過去問が解けるようになる。
(2)教育現場の現状(教育時事)について把握することができる。
(3)様々な教育問題について、自らの考えを整理して述べることができる。
(4)教員採用試験に臨むうえで不可欠な学習習慣を身に付けることができる。
【身につく力】「知識・理解」「コミュニケーション能力」「情報リテラシー」
授業計画
授業概要(概要は以下の通りだが、順番は変更がありうる)
第1回 オリエンテーション(教職教養とは何か)
第2回 教育原理① 教育課程
第3回 教育原理② 学習指導要領(その性格と変遷)
第4回 教育原理③ 学習指導要領(現行指導要領の改善事項)/道徳教育
第5回 教育原理④ 生徒指導
第6回 教育原理⑤ 特別支援教育
第7回 教育原理⑥ 人権教育・同和教育
第8回 教育法規① 日本国憲法・教育基本法
第9回 教育法規② 学校に関する法規
第10回 教育法規③ 学校教育に関する法規(学校教育法)
第11回 教育法規④ 学校教育に関する法規(教科書、著作権、保健安全、給食)
第12回 教育法規⑤ 子どもに関する法規
第13回 教育法規⑥ 教職員の法規
第14回 教育時事 最新の動向
第15回 最終確認テストとまとめ
関連科目
「思考力開発」「教職入門」「教育制度論」
準備学習等の指示
毎回の確認テストのために、テキストに基づいて各自で学習を進めることが必須です。
また、授業で各自がその都度気になった教育に関するニュースについて発表とコメントの時間を設けますが、授業の数日前までに提出しなければなりません。
各自が受験を考えている自治体について、ホームページなどで情報を細目にチェックしておくことも忘れないでください。
教科書
『教員採用試験対策 セサミノート 教職教養』(2027年度版)東京アカデミー編、七賢出版
参考文献
・文部科学省HP
・中央教育審議会答申等
・各自治体の教育委員会のHPおよび発行物等
・雑誌『教職課程』等
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
以下の3つの方法で評価を行います。
①毎回の小テスト(全12回を予定:40%)→到達目標(1)(4)と関連
②毎回のニュース報告(全13回を予定:20%)→到達目標(2)(3)と関連
③最終テスト(40%)→到達目標(1)(2)と関連
実務経験と授業との関連
備考
教員採用試験は自治体によって様々です。年々変化しています。合格するには、情報収集も大事です。授業内容以外でも知りたい情報があれば、積極的に質問してください。
なお、本授業の配当は2年次です。3年次に教員採用試験を(「お試し」ではなく「本気で」)受験しようと考えている人は、受講をしておくとよいと思います。
授業を真面目に受けるだけで、教員採用試験の「教職教養」で7割程度は取れるようになるはずです。