教員名 : 楊 義申
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科目名
国際経済交流論特殊研究
授業コード
72010
担当者名
楊 義申
副題
単位数
2単位
配当年次
1年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類
授業内容
自由競争市場を重視すべきか、それとも計画統制国家を重視すべきか、または市場主導による経済交流、統合を推進すべきか、国家主導による経済交流、統合を推進すべきか、これは今のグローバル経済において、非常に注目されている課題です。本講義では、事例として中国・アメリカの経済交流と経済戦争を取り上げ、市場と国家の関係を分析するとともに、米中両国の国際経済戦略を検討し、それらを通じて、世界各国の経済摩擦、持続可能かつグローバルな経済発展などの分野において、国際経済交流の重要性を理解することを目指します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.中国・アメリカの経済交流と経済戦争について把握し、説明できるようにします。
2.持続可能かつグローバルな経済発展において国際経済交流の重要性について理解することを目標とします。 3.グローバル経済における市場と国家の役割について理論的に説明できるようにします。 授業計画
第1回 イントロダクション
第2回 自由競争市場の役割 第3回 計画統制国家の役割 第4回 ヨーロッパの混合経済①イギリス 第5回 ヨーロッパの混合経済②ドイツ 第6回 アメリカの規制型資本主義経済 第7回 日本の福祉型資本主義経済 第8回 中国の計画経済から市場経済への転換 第9回 インドの国家主導型経済から民間主導型経済への転換 第10回 事例分析:米中の経済交流 第11回 事例分析:米中の経済戦争 第12回 グローバル経済における市場と国家の役割 第13回 中国の「一対一路」の構想 第14回 EU経済統合の進展と課題 第15回 総括 関連科目
国際経済交流論特論Ⅰ 国際経済学特論 開発経済論特論Ⅰ・Ⅱ 地域研究特論Ⅰ・Ⅱ 経済地理特論Ⅰ・Ⅱ マクロ経済学 ミクロ経済学 経済政策論特論 経済政策論特殊研究 地域研究特殊研究
準備学習等の指示
講義は受講生が興味・関心のある問題に基づき、ディベート・ディスカッション形式で進めます。毎回講義の内容が大きく異なるため、予習や復習を心がけてください。
教科書
講義内容に応じて資料を配布します。
参考文献
ダニエル・ヤーキン、ジョゼフ・スタニスロー著、山岡洋一訳『市場対国家』、日本経済新聞社。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
レポートと受講態度によって総合的に評価を行います。
実務経験と授業との関連
備考
なし。
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