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教員名 : 小笠原 礼以
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科目名
研究指導AⅠ (国際経済学特論)
授業コード
71103
担当者名
小笠原 礼以
副題
単位数
4.00単位
配当年次
1年
開講学期
2026年度前期、2026年度後期
教職免許種類
授業内容
本クラスでは国際通貨システムの歴史的変遷について学びます。経常収支不均衡の拡大、頻発する通貨金融危機、ユーロ圏における経済格差、米中経済摩擦等ますます混迷を深める現代のグローバル経済問題の背後には、国内均衡と国際均衡の同時達成について従来持っていると期待された「調整機能」を現代の国際通貨システムが備えていないことが大きな要因といえます。世界経済の発展とその相互作用の中で、どのような国際通貨システムが誕生・崩壊し、また新たな制度が生成してきたのかを学習することを通じて、今日の国際経済課題に接近したいと思います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
国際通貨・金融システム改革の課題を歴史的考察を通じて理解すること。
授業計画
演習形式で、B. アイケングリーン『グローバル資本と国際通貨システム』を輪読します。
参加者は前もって割り当てられた個所をレジュメ形式で報告してください。 前期 第1回 イントロダクション:国際通貨制度とは 第2回 金本位制度①:前史〜複本位制度 第3回 金本位制度②:金本位制度の出現と機能 第4回 金本位制度③:金本位制度と国際協調 第5回 金本位制度④:金本位制度の安定性と不安定性 第6回 金本位制度⑤:まとめ 第7回 戦間期の不安定性①:変動相場制度の経験 第8回 戦間期の不安定性②:再建金本位制度 第9回 戦間期の不安定性③:新しい金本位制度 第10回 戦間期の不安定性④:国際決済の類型 第11回 戦間期の不安定性⑤:大恐慌と金融危機 第12回 戦間期の不安定性⑥:金本位制度の崩壊 第13回 戦間期の不安定性⑦:ポンととドル 第14回 戦間期の不安定性⑧:管理変動相場制度 第15回 前期総括 後期 第1回 イントロダクション:第2次大戦後の国際通貨システム 第2回 ブレトンウッズ体制①:戦時中の構想 第3回 ブレトンウッズ体制②:ポンド危機 第4回 ブレトンウッズ体制③:欧州決済同盟 第5回 ブレトンウッズ体制④:国際収支不均衡問題 第6回 ブレトンウッズ体制⑤:SDR 第7回 ブレトンウッズ体制⑥:ドル危機とブレトンウッズ体制の崩壊 第8回 変動相場制度と通貨統合①:1970年代の為替変動 第9回 変動相場制度と通貨統合①:1980年代の為替変動 第10回 変動相場制度と通貨統合①:スネークシステムと欧州通貨制度 第11回 変動相場制度と通貨統合①:EMS危機 第12回 変動相場制度と通貨統合①:アジア通貨危機 第13回 欧州共通通貨ユーロ 第14回 人民元の国際化? 第15回 まとめ 研究倫理(論文著者の責任等を含む総合的な研究倫理教育、利益相反の考え方や守秘義務など)についても併せて指導します。 関連科目
国際経済学特論
準備学習等の指示
講義は演習形式で行います。参加者は、必ず割り当てられた箇所を事前に学習し、レジュメ形式で発表するための準備をしてください。
教科書
B. Eichengreen 1996. Globalizing Capital ; A History of the International Monetary System. Princeton
Bアイケングリーン(高屋定美訳) 『グローバル資本と国際通貨システム』 ミネルヴァ書房(1999年) 参考文献
必要に応じて紹介します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平素の取組姿勢、報告内容により評価します。
実務経験と授業との関連
備考
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