シラバス情報

科目名
安全保障論
授業コード
16015
担当者名
柴田 佳祐
副題
理論と歴史で解く戦争と平和のパズル
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2026年度後期
教職免許種類

授業内容
どうして戦争は起きるのでしょうか? どうすれば世界は平和になるのでしょうか?この授業では、「安全保障(=国や人の安全を守ること)」について、いろいろな見方や考え方を学びます。世界で本当にあった出来事をもとに、「どうして平和が壊れてしまうのか」「どうして戦争が起きてしまうのか」を一緒に考えていきます。授業は、①まずは講義によって基礎知識を身につける→②授業後にコメントペーパーとして要点、自分の見解を根拠とともにまとめる、という流れで進めます。このプロセスを繰り返すことで、安全保障を「知る」だけでなく「説明する」力を養います。毎回授業の最後に簡単な小テストを実施し、解答・解説を行います。コメントペーパーの内容については、次週の授業の冒頭で応答を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業で、みなさんには次の3つのことができるようになってほしいと考えています。①安全保障についての大事な考え方(理論)や言葉の意味(専門用語)をしっかり理解すること、②昔や今の世界で起きたできごとに、その考え方を当てはめて考えること、③戦争と平和問題について、いろいろな見方から自分の考えを持てるようになること。この授業を通して【身につく力】は「知識・理解」「論理的思考力・分析力」です。
授業計画
第1回 ガイダンス
––「安全保障(security)」というテーマをどのように学んでいくのか?––
第2回 安全保障の概念
––そもそも「安全保障」とはどんな意味の言葉か?––
第3回 分析レベル
––戦争と平和について考えるとき、誰に(何に)注目すればよいか?––
第4回 基本的な理論①:リアリズム
––国際政治は弱肉強食の世界?––
第5回 基本的な理論②:リベラリズム
––民主主義の国同士は戦争をしにくい?––
第6回 基本的な理論③:合理主義的戦争原因論
––大きなデメリットがあるのに、なぜ戦争が起きてしまうのか?––
第7回 安全保障のジレンマ
––自分を守ろうとすると、かえって相手を怖がらせてしまうことがある?––
第8回 バランス・オブ・パワー
––ある国が強くなりすぎると、戦争になりやすくなる?––
第9回 同盟①
––国同士が手を組むのはなぜ? どうやって?––
第10回 同盟②
––同盟はいつまで続く? なぜ終わる?––
第11回 観衆費用と評判
––「みんなが見ている」というプレッシャーが、国の行動を縛る?––
第12回 抑止と強要
––相手に何かをやらせない/やらせるために、どのように影響力を使えばよいか?
第13回 核兵器
––とても強い兵器は、戦争を止める力にもなる?それとも…?––
第14回 ディスカッション
––この授業で学んだ内容をもとに学生同士で議論を深めよう––
第15回 講義のまとめ
––これまでの授業をふり返って、大事なポイントをまとめる––
関連科目
より包括的な観点から安全保障論について学びたい人は、「政治学Ⅰ・Ⅱ」を取ることをおすすめします。安全保障論を、昔の出来事とのつながりから理解したい人は、「日本外交史」や「国際関係史」を履修することをおすすめします。
準備学習等の指示
授業の開始前は、次の授業についてHUENAVIの「授業資料」に掲載したレジュメ資料を使って事前に予習すること(約60分)が必要です。また、授業の終了後は、授業内容について十分に復習をしておくこと (約60分) などが必要です。
教科書
教科書は使用しません。
参考文献
  • 宮岡勲『入門講義 安全保障論 第二版』慶應義塾大学出版会、2023年。
  • 防衛大学校安全保障学研究会『新訂第5版 安全保障学入門』亜紀書房、2018年。
  • ポール・G・ ローレン、ゴードン・A・ クレイグ、アレキサンダー・L・ ジョージ『軍事力と現代外交––現代における外交的課題』有斐閣、2009年。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
成績は、各回の授業時に執筆するコメントペーパー(40%)と期末試験(60%)を合わせて評価します(合計100%)。
実務経験と授業との関連
特になし。
備考
授業中のおしゃべり(私語)は禁止です。マナーを守り、みんなが集中して学べる教室にしましょう。