シラバス情報

科目名
副ゼミ (国際経済学特論)
授業コード
71303
担当者名
小笠原 礼以
副題
国際収支からみるグローバル経済
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2026年度前期、2026年度後期
教職免許種類

授業内容
本クラスでは国際収支の観点からグローバル経済を考察します。
1990年代のグローバル化の進展以降、”グローバル不均衡”は拡大の一途を辿り、貿易摩擦、為替レートの乱高下、通貨金融危機、国家デフォルト等が常態化する
とともに、国内外における貧富格差も拡大しています。近年の世界的な反グローバリズム(自国第一主義・地域主義)の潮流は必然であったといえるかもしれません。
”グローバル不均衡”の実態を理解し、それに対する対処法を考えることは喫緊の課題となっています。
本講義ではグローバル不均衡問題へアプローチするための基礎として国際収支概念に対する理解を深めます。講義は参加者の報告を中心として進める予定です。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
国際収支統計概念を理解したうえで、国際不均衡問題に対して実行可能な政策提言ができる課題発見力、分析力を身につけること。
授業計画
前期 国際収支の基礎
第1回 イントロダクション
第2回 国際収支統計の概説
第3回 国際収支統計の構成項目と計上方法
第4回 恒等式『「経常収支」ー「金融収支」の意味を再考する』
第5回 国際収支から見た日本経済の構造変化①経常収支
第6回 国際収支から見た日本経済の構造変化②資本移転等収支
第7回 国際収支から見た日本経済の構造変化③金融収支
第8回 国際収支から見た日本経済の構造変化④高まるアジアの重要性
第9回 国際収支関連統計①通関貿易統計
第10回 国際収支関連統計②対外および対内証券売買契約等の状況
第11回 国際収支関連統計③本邦対外資産負債残高
第12回 国際収支関連統計④外貨準備等の状況
第13回 国際収支関連統計⑤為替介入関連の統計
第14回 国際収支の理論①I−Sバランス論とマンデルフレミングモデル
第15回 国際収支の発展段階説

後期 国際収支の応用
第1回 G20とグローバル・インバランス
第2回 グローバル・インバランスの動向①先進国
第3回 グローバル・インバランスの動向②新興国
第4回 国際収支と通貨危機
第5回 グローバル・インバランスと世界金融危機
第6回 対外不均衡と為替レート
第7回 多国間協調の重要性
第8回 IMFの役割①危機への対応
第9回 IMFの役割②サーベイランス
第10回 経常収支と為替レート
第11回 日本の国際収支と円の為替需給
第12回 アメリカの国際収支
第13回 中国の国際収支
第14回 ユーロ圏の国際収支
第15回 まとめ



関連科目
国際経済学特論
準備学習等の指示
参加学生は事前に指定された箇所のレジュメを作成し、プレゼンの準備をしておくこと。
教科書
棚瀬 順哉(編著) 『国際収支の基礎・理論・諸問題〜政策へのインプリケーションおよび為替レートとの関係』 財形詳報社 2019年
参考文献
必要に応じて指示します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
試験は実施しません。平素の取組により評価します。
実務経験と授業との関連
備考