シラバス情報

科目名
日本外交史 b
授業コード
15018
担当者名
柴田 佳祐
副題
近現代における日本外交の歴史
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2026年度前期
教職免許種類

授業内容
開国から現代に至るまでの日本の外交と国際関係の歴史を体系的に学習します。第2回から第6回までの授業では、第二次世界大戦以前の日本外交に焦点を当て、その時期に日本が直面した国際的な環境や課題、対応の経緯、さらにその帰結と影響を詳細に学びます。第7回から第12回では戦後の日本外交を扱い、冷戦時代や経済成長期における国際関係の変遷、新たな課題への対応について理解を深めます。第13回・14回は領土問題と歴史認識問題という個別のトピックを学びます。これにより、各時代の日本外交の特性を理解し、国際関係のダイナミクスを把握することを目指します。授業は、①まずは講義によって基礎知識を身につける → ②クイズを解いて授業の理解度を確認する → ③コメントペーパーとして授業の要点、自分の見解や質問を根拠とともにまとめる、という流れで進めます。このプロセスを繰り返すことで、日本外交の歴史を知るだけでなく説明する力を養います。授業の最後に、復習問題の解答・解説を行います。コメントペーパーの内容については、次週の授業の冒頭で応答を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業を通じて、学生は近・現代の日本がどのように国際社会において重要な役割を果たしてきたのかを深く理解することを目指します。また、現在の日本外交の在り方についても考察する力を養うことも目標です。歴史的な背景を踏まえた上で、現代の国際関係における日本の立ち位置を把握し、未来の外交を考える能力を育んでいきます。【身につく力】としては「知識・理解」「論理的思考力・分析力」です。
授業計画
第1回 イントロダクション
- 日本外交史では何を学ぶのか?
第2回 開国
- 幕末から日本の近代化の過程で日本はどのように政治・外交を行ったのだろうか?
第3回 日清・日露戦争
- 日本はなぜ清・ロシアと戦争をしたのだろうか?
第4回 第一次世界大戦と日本
- なぜ日本は第一次世界大戦に参戦したのだろうか?
第5回 満洲事変
- なぜ満洲事変は起きたのか
第6回 日中戦争・日米開戦
- なぜ日本は中国やアメリカとの戦争に至ったのだろうか?
第7回 敗戦、占領、そして講和
- 敗戦によって日本外交はどうなったのだろうか?
第8回 冷戦下の外交
- 冷戦は日本外交にどのような影響を与えたのだろうか?
第9回 55年体制下の外交
- 経済成長は日本外交に何をもたらしたのだろうか?
第10回 危機とデタント下の外交
- 高度成長下の外交の前提が失われるなかで、日本外交はどのように展開したのだろうか?
第11回 日本の国際化
- グローバルな国際政治の構造変化は、日本外交にどのような影響を与えたのだろうか?
第12回 21世紀の日本外交
- 2000年代の日本外交はどのように展開しているのだろうか?
第13回 戦後日本の領土問題
- 北方領土・竹島・尖閣諸島などの領土問題は、なぜ、どのように争点化し、現在どのような状況にあるのか?
第14回 戦後日本の歴史認識問題
- 中国・韓国との歴史認識問題は、なぜ、どのように争点化し、現在どのような状況にあるのか?
第15回 講義のまとめ
- これまでの振り返りと質疑応答
関連科目
日本の外交を、より広い国際関係の視点から考えるために「国際関係史」を履修すると相乗効果が期待できます。また、外交は政治という人間の行為の一部ですから、「政治学Ⅰ」「政治学Ⅱ」 を履修して政治学の知識を身につけることで、さらに理解を深めることができると思います。
準備学習等の指示
授業の開始前は、次の授業についてHUENAVIの「授業資料」に掲載したレジュメ資料を使って事前に予習すること(約60分)が必要です。また、授業の終了後は、授業内容について十分に復習をしておくこと (約60分) などが必要です。
教科書
指定の教科書はありません。HUENAVIの「授業資料」に掲載したレジュメ資料を、授業の前に各自で印刷して授業に出席してください。自分のノートパソコンで資料を見てもよいですし、事前に各自で印刷したレジュメ資料を持参しても構いません。ただし、必要に応じてメモを取れるような環境を整えておくことを推奨します。また、補助的な資料として参考資料を配布する場合もあります。第1回目の授業の時に詳しく説明します。
参考文献
予備知識に不安がある人や興味がある人は、以下の参考文献を活用してみてください。
  • 五百旗頭薫・奈良岡聰智『日本政治外交史』NHK出版、2019年。
  • 井上寿一『日本外交史講義 新版』岩波書店、2014年。
  • 北岡伸一『日本政治史––権力と外交〔増補版〕』有斐閣、2017年。
その他の文献は、授業の中で適宜紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
成績は、各回の授業時に執筆するコメントペーパー(40%)と期末試験(60%)を合わせて評価します(合計100%)。
実務経験と授業との関連
なし。
備考
授業中の私語は厳禁です。