シラバス情報

科目名
興動館プロジェクトの計画と実施
授業コード
35019
担当者名
細川 志織
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2026年度後期
教職免許種類

授業内容
【授業内容】
「こんな取り組みをしたら社会が楽しくなるのに」、「この活動で社会の課題を解決できるのでは」など、皆さんの思いや志を「形にしてみる」のが企画書です。それを実際に行なうためには実施計画書を作り、その準備にかからなければ計画倒れになります。実施に向けて実施計画を立てることからプロジェクトの第一歩が始まります。次に実際にプロジェクトに取り組もうとすると様々な課題に直面します。チームの中でリーダーシップや、モチベーションの違い、コミュニケーションの問題など悩むことも出てくるでしょう。これらにどう対応して行くか「マネジメント」の問題です。プロジェクトの立ち上げから実施までのプロセスを学習していきます。

【授業方法】
(1)自分が考えるプロジェクトを、「計画・実施」できる企画に整えます。
(2)その企画を実施してくためのさまざまなツールを学び、実施計画を立てます。
(3)実施計画を主軸とする最終発表を実施してもらいます。

(1)企画の確定、(2)実施計画の策定、(3)最終発表 という3段階構成になっています。

【フィードバック】
毎回、授業での気づきや学びについてオンラインフォームを通して提出してもらいます。基本的には次の授業の冒頭で、適宜全体共有の上、フィードバックいたします。

※本授業でグループワークでのディスカッションや協働を通してアクティブラーニングを実施します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本授業は、人間力を養う興動館科目の4つのフィールドのうち、「行動力」に分類される授業であり、到達目標は以下のようなものです。
(1)何のために何をやり遂げたいのか常にはっきりしていることにより、その全体を俯瞰して具体的に行動することができます。目的を設定し確実に実行する実行力を身に付けることができるようになります。
(2)プロジェクトを実施するために、具体的な実施計画書を作成することの重要性を認識できるようになります。
(3)プレゼンテーションで伝える力を身に付けます。

【身につく力】①論理的思考力・分析力 ②プレゼンテーション能力 ③協働して成し遂げる力 

なお、この授業は、興動館プロジェクトに直接かかわる内容であるため、興動館プロジェクトメンバーの履修を優先します。 
授業計画
第1回 オリエンテーション・人間力チェックシート【初回】実施 (50分)
・ 授業の目的や授業の進め方、プロジェクトの基本的な考え方を説明します。
・ この回では、まず人間力について理解し、プロジェクトの企画内容について計画を立て、実施する過程においてどの人間力を身につけたいかを意識します。

第2回 プロジェクトとは何か・アイスブレイク
・プロジェクトとは何か—何に取り組み、どんな目的を掲げ、目的を解決するための方法・活動を考え、その計画や戦略をつくりっていきます。プロジェクト計画のポイントを説明していきます。
・関心があるプロジェクトを決め、グループ分けします。
・ アイスブレイクを通じて仲間づくりをします。

第3回 プロジェクトの目的を見極める① 課題の再認識
・取り組みたいと思う課題/プロジェクトについて分析します
・目的を見極めるため「なぜなぜ分析」や「As is To be 分析」を行います

第4回 プロジェクトの目的を見極める② 目標の見極め
・グループの課題を6W2Hを使って掘り下げ、SMARTな目標を設定します。
・既存の企画についてブラッシュアップ、もしくはグループで新企画を立てます

第5回 計画ツール① <PC使用>
・企画実施に向けシミュレーションし、具体的な計画を立てるためのガントチャートづくりに着手します
・不明確な項目を洗い出し、話し合って詰めていきます。

第6回 計画ツール② <PC使用>
・Open AIツール等を活用し、計画のブラッシュアップを行います
・実現可能な計画に必要な項目について学びます

第7回 役割分担の重要性
・プロジェクトの確実な実施において重要な項目を理解するため、ワークを実施します。
・役割分担の重要性について学びます

第8回 計画を見直す①・人間力チェックシート 中間ふりかえり(30分)
・前半をふりかえり、これまでの進捗を確認します。
・人間力チェックシート 中間ふりかえりを行い、残りの目標を立てます

第9回 計画を見直す② <PC使用>
・PDCAサイクルは、計画段階でも実施の途中でもつねに意識しておく必要があります。チェックするということ、評価し改善するということを再確認してみます。
・ガントチャート、実施計画を仕上げていきます

第10回 アンケートの極意
・プロジェクトを通してイベントや会議等を行う際、効果的なアンケートを実施する重要性について学びます

第11回 リーダーシップについて学ぶ
・プロジェクトを実施していく上で、リーダーが果たす役割について考えます
・リスク管理についても考えます

第12回 最終発表準備① <PC使用>
・プレゼンテーションのヒントを学びながら、最終発表の準備を進めます
・前回学んだリーダーシップ、役割分担を意識します
・口頭発表を行い、互いに改善に向けて助言し合います

第13回 最終発表準備② <PC使用>
・前回の口頭発表結果をPDCAでふりかえり、仕上げていきます

第14回 最終発表 & 評価
・グループごとに最終発表を行います
・他グループの評価を通して、プレゼンテーションのポイントを学びます

第15回 総括 人間力チェックシート 最終ふりかえり(50分)
・互いの評価や講師による総評を通して、最終発表の成果をふりかえります
・授業をふりかえり、グループワークを通して認識した仲間の成長を確認します
・上記をもとに、人間力チェックシートの最終ふりかえりを行います

※ 各回のコンテンツは、グループワークの進捗によって変わります。
※この授業ではアクティブラーニングを取り入れています。パソコン<PC使用>を多用します。持参してください。
※人間力チェックシート作成に次のように時間を配分しております。
初回50分、中間ふりかえり30分、最終ふりかえり50分
関連科目
興動館プロジェクトと企画力
準備学習等の指示
第1回の受講前に、これまで⾃分が関わったプロジェクトやイベント、授業でのグループワー ク、サークル活動や部活、課外活動などを通して、この授業で取り上げてみたい企画について、紹介できるように考えてきてください。

この授業は、興動館科目の行動力フィールドの授業です。フィールドの達成目標(※)を意識して授業に臨んでください。(※達成目標: ①物事に進んで取り組む主体性、②目的を設定して確実に実行する実行力、③他人に働きかけ巻き込む力)

1.ほぼ毎回、当⽇得られた学びや気づきについて、課題としてオンラインフォームで提出します。次の授業で共有します。
2. 発表会実施に向け、授業時間内に活動・準備が終わらない場合は、時間外にグループで集まってもらう可能性があります。 (最⼤2時間程度を想定)


教科書
教科書は使用しません。必要があれば資料などのプリントを準備します。 また、参考になると思われる情報や資料は、掲⽰板やメールを使って配信することもありますので、必ずHUE NAVIを確認してくだ さい。 
参考文献
「プロジェクトマネジメント入門」2013年 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
「プロジェクトマネジメント」2023年 大和書房 山口周 著
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
(1)授業への参加度・・・20%(出席状況を含む)
(2)提出物、企画内容、実施計画書・・30%
(3)プレゼンテーション・・20%
(4)実践活動・・・30%
実務経験と授業との関連
外資系⾦融において14年間、⼈事マネジメント、新⼈研修、採⽤、プロジェクトマネジメントなど幅広い業務に関わってきまし た。直近14年は、アントレプレナーシップ教育やキャリア教育、社員教育にも従事してきました。現在はその延⻑として、広島県 の経済団体において理事を務める傍ら、⼥性部会⻑として⼥性起業家⽀援や⼥性社員の活躍推進事業などを⾏っています。 さらにPTA活動や地元コミュニティでのボランティア活動など、⾮営利活動にも意欲的に参加し、執⾏部でデータ化や組織再編など必要に応じた改⾰を進めた経験を持ちます。 さらに英語通訳として国際会議/イベントに参画したり、日英2言語の司会を担当したりしています。また、通訳案内⼠として広島県の観光事業にも従事しており、ガイド研修やツアー造成なども行っています。 こうしたさまざまな経験には、確かな目標設定と計画が重要です。一つの目標に照準を合わせてどのようにチームを築き、計画を立てて企画を実践していくのか、紐解いていきます。
 
備考
定員30名

興動館科目では、あなたの人間力の成長を記録するために、ふりかえりと分かち合いを重視した「人間力チェックシート」を作成していただきます。

興動館科⽬はグループワークが中⼼で、グループ作業への無断⽋席は他のメンバーに迷惑をかけることになるので、毎回きちんと出席してください。事情があって⽋席する場合には、必ず講師に連絡するようにしてください。