シラバス情報

科目名
リテール・マーケティング論Ⅱ
授業コード
22059
担当者名
Lau Honkit
副題
小売業の具体的戦略
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2026年度後期
教職免許種類

授業内容
本講義では、前期開講の「リテール・マーケティング論Ⅰ」で学んだ基礎知識を応用し、顧客に選ばれ続けるための店舗づくりやマーケティング戦略を学びます。前半は消費者心理に基づいたビジュアルマーチャンダイジング(VMD)、プロモーション、顧客関係管理(CRM)、EC・DXの活用等について、理論と事例を用いて理解を深めます。後半は課題解決型学習(PBL)として、リテールビジネス企画プロジェクトを実施します。受講生はチームを組み、ターゲット分析からコンセプト策定、マーチャンダイジング、収支シミュレーションまでを含む具体的な企画立案を行います。最終回にはコンペ形式のプレゼンテーションを行い、実践的な提案力を養います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1. ターゲット顧客の行動特性を分析し、適切なマーケティング・ミックス(4P)を構築できること。
2. VMDや色彩心理、プロモーション手法を、売場改善に具体的に適用できること。
3. チームでの協働を通じ、論理的根拠に基づいたビジネス企画を立案・発表できること。
【身につく力】「問題解決力」「プレゼンテーション能力」「協働して成し遂げる力」
授業計画
第01回 イントロダクション
第02回 消費者心理と行動分析:人はなぜ「衝動買い」をするのか
第03回 小売マーケティング戦略1:STP分析とポジショニング
第04回 小売マーケティング戦略2:商圏分析とエリアマーケティング
第05回 VMDと売場デザイン:購買意欲を高める演出と色彩・照明
第06回 プロモーション戦略:Push/Pull戦略とSNS活用
第07回 CRMと顧客戦略:ファンを作る仕組みとロイヤルティ向上
第08回 リテールビジネス企画プロジェクト(以下、PJ)1:チーム編成と市場調査、テーマの設定
第09回 リテールビジネス企画PJ2:ターゲット設定とストアコンセプトの策定
第10回 リテールビジネス企画PJ3:MD計画と看板商品、価格設定の検討
第11回 リテールビジネス企画PJ4:レイアウト設計とプロモーション計画の立案
第12回 リテールビジネス企画PJ5:中間報告会とフィードバックによる改善
第13回 リテールビジネス企画PJ6:収支計画の検証とプレゼン資料の作成
第14回 リテールビジネス企画PJ7:最終リハーサルとブラッシュアップ
第15回 最終発表会:ビジネスプラン・コンペティション
関連科目
前期開講の「リテール・マーケティング論Ⅰ」を履修していることを前提に講義を進めます。また、本講義の内容は「マーケティング論」「消費者行動論」などの科目と密接に関連しており、それらの知見を統合して活用します。
「マーケティング論基礎」「マーケティング論」「消費者行動論」「流通システム論Ⅰ」「流通システム論Ⅱ」「サービス・マーケティング論」
準備学習等の指示
後半はチームワークが中心となるため、授業時間外での市場リサーチやチームミーティングが必要になります。日常的に自分が魅力的だと感じる店舗を訪れ、その理由を戦略的に分析する習慣をつけてください。資料の収集や店舗モニタリングには、回によっては60分程度以上の時間を要する場合があります。また、プレゼンに向けた資料作成時間を十分に確保してください。
教科書
教材は指定しませんが、教員作成のレジュメや資料、スライドを用いて講義を行います。必要に応じて参考書や文献を講義中で随時紹介しますので、各自の学習の補助資料として活用してください。
参考文献
  1. 堂野崎衛 編著(2023)『リテールマーケティング入門』白桃書房.
  2. 青木均(2024)『小売マーケティング・ハンドブック(第2版)』同文館出版.
  3. 南方建明(2023)『現代小売業の潮流—統計データによる検証—』晃洋書房.
  4. 中井彰人(2021)『小売業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』技術評論社.
  5. 海光歩(2023)『販売士(リテールマーケティング)2級 一発合格テキスト&問題集(第4版)』翔泳社.
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
本講義では、到達目標の達成度を以下の方法により総合的に評価します。
  • 定期試験:60%
学期末に実施する定期試験により、講義で扱った理論や事例の理解度を確認する内容とします。
  • プロジェクト:25%
チームで取り組むリテールビジネス企画プロジェクトについて、企画書等の提出物および最終プレゼンテーションを対象に、内容の妥当性、論理的整合性、独創性等を総合的に評価します。
  • 個人評価:15%
授業への参加状況、チーム活動への関与度、課題への取り組み等をもとに、個人の学修姿勢や貢献度を評価します。

なお、出席自体を点数化はしませんが、ワークの進捗確認を通じて出席状況を把握します。出席回数が総講義回数の3分の2に満たない場合は、定期試験の受験を認めないことがあります。
実務経験と授業との関連
備考
・本講義の後半はチームによるプロジェクト型学習となります。時間を守る、役割を果たすといった、組織の一員としての責任ある行動が求められます。
・無断欠席や遅刻はチーム全体の学修に影響を与えるため、十分に注意してください。
・不明点は授業後に自ら調べるとともに、必要に応じて教員に相談し、理解を深めることが期待されます。
・プロジェクト遂行にあたっては、必要に応じて店舗観察や外部データの収集などのフィールドワークを行うことを推奨します。なお、実施に際しては感染症対策等の指示に従ってください。