シラバス情報

科目名
組織マネジメント論
授業コード
26023
担当者名
岡本 康昭
副題
組織によるマネジメント
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2026年度後期
教職免許種類

授業内容
組織は単なる「人や資源の集まり」ではなく、個人では成し得ない目標を実現するための仕組みです。
組織が機能するためには、「共通の目的」「協働しようとする意思」「それを支えるコミュニケーション」という3つの要素が欠かせません。
本講義では、これらの要素を手がかりに、組織がどのように成り立ち、どのように動いているのかを考えていきます。
講義の前半では、個人のモチベーションや行動に注目し、人はなぜ組織の中で意欲的に動くのかをミクロな視点から学びます。
後半では、組織全体の構造や制度、文化に目を向け、組織をどのように設計し、運営すればよいのかをマクロな視点から理解します。また、リーダーだけでなくフォロワーの役割にも着目し、組織を多面的に捉える力を養います。
実際の企業や身近な組織の事例を交えながら、「組織とは何か」「組織はどうすれば力を発揮できるのか」「どのように変えていけるのか」という問いに取り組みます。
これから組織の一員として働くうえで役立つ視点を、理論を通じて身につけることを目指します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1. 経営組織に関する代表的な理論を修得し、自分の言葉で説明することができるようになります。
2. 自分の属する身近な組織について具体的で建設的な分析ができるようになります。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 オリエンテーション
ー—「この授業で何を学び、何ができるようになるのか」
第2回 組織としての企業 〜バーナードの3要素〜
ー—「組織が『組織』として成り立つ条件」
第3回 個人のモチベーション 〜マズロー、マグレガー、ハーズバーグ、ブルーム〜
ー—「人はなぜ働くのか、なぜ頑張れるのか」
第4回 集団のコミュニケーション 〜同調圧力、集団浅慮、コミュニケーション・ノイズ〜
ー—「集団になるとなぜ判断を誤るのか」
第5回 管理者のリーダーシップ 〜コンティンジェンシー理論、パス・ゴール理論〜
ー—「リーダーに“正解”はあるのか」
第6回 組織構造の特徴 〜複雑性と管理原則〜
ー—「組織の形は仕事のやり方を変える」
第7回 組織構造の機能 〜分業の類型、ライン・スタッフ〜
ー—「役割分担はなぜ必要なのか」

【 終了後小テスト実施 】

第8回 小テスト解説と中間のまとめ
ー—「ここまでの整理と理解の確認」
第9回 組織のデザイン 〜職能別組織と事業部制組織〜
ー—「組織の作り方で成果は変わる」
第10回 組織文化 〜経営理念、戦略的意義〜
ー—「目に見えないルールが行動を決める」
第11回 人材の育成と管理 〜教育制度、評価制度〜
ー—「人はどのように育て、評価するのか」
第12回 組織をマネジメントする 〜リーダーシップとフォロワーシップ〜
ー—「リーダーだけでは組織は動かない」
第13回 組織の変革と阻害要因 〜ブリッジズとコッターの理論〜
ー—「なぜ変えようとすると抵抗が起きるのか」
第14回 イノベーションを生む組織 〜ジレンマとトラップ〜
ー—「新しい挑戦はむつかしい」
第15回 まとめ
ー—「全体の振返り」
関連科目
経営組織論Ⅰ、Ⅱ、人的資源管理論Ⅰ、経営管理論基礎、経営戦略論
準備学習等の指示
予習:授業前日までにHUENAVにレジュメを掲示しますので、1時間を目途に目を通してテーマを把握しておきましょう。
復習:授業を聞きながら補記した内容などを含めて、再度資料等を活用して知識の定着に努めましょう。参考文献として掲げた資料などの該当箇所を読むと更に理解が深まります。合計で2時間を確保しましょう。
教科書
教科書は使用しません。
HUENAVI授業資料に事前にレジュメを掲示しますので、それを活用して講義を進めていきます。
参考文献
高木晴夫『組織マネジメント戦略』有斐閣
金井壽宏、高橋潔、服部泰宏『新版・組織行動の考え方』東洋経済新報社
高橋伸夫『組織の思想史』日本経済新聞出版
スティーブンP.ロビンス『新版・組織行動のマネジメント』ダイヤモンド社
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験70%:主要な組織マネジメントに関する理論について客観問題または論述する問題で到達の度合を評価します。
中間小テスト30%:知識の定着を確認するために中間テストを実施し、評価の30%に充当します。
中間小テストは、第7回目の講義後から第8回目の講義日前日までの間にHUENAVIで受験してください。

実務経験と授業との関連
メガバンク、インターネットバンクで企業の経営分析、審査、企画、新規事業開発を通して経営に携わってきた経験に基づいて、実務との関連に重点をおいて解説します。
備考
この科目は、2年次配当の基礎科目です。これから発展・応用科目を履修するうえでの基礎となる知識をしっかりと修得しましょう。
企業や組織の行動を自分なりに考える姿勢を大切にして下さい。
講義は、大学における学びの場として、互いに集中できる環境を前提に進めます。
講義や周囲の人の学習を妨げる行為が見られる場合には、受講態度として評価に反映することがあります。
講義内容に関する質問や相談は大いに歓迎します。HUENAVIのQAなどを活用し遠慮なくどうぞ。