シラバス情報

科目名
メディア経営の現場を知る
授業コード
25024
担当者名
宮本 和幸
副題
最新メディア事情とメディアビジネスの未来−現場視点から学ぶ実践的アプローチ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2026年度前期
教職免許種類

授業内容
この授業では、以下の内容を学びます。
1.メディア産業全体の構造や主要なビジネスモデルを学ぶ。
2.各メディア(放送・新聞・出版・配信など)の経営課題を整理し、比較する。
3.公共性と営利性、政治的介入といった社会的課題を批判的に考察する。
4.最新の業界ニュースを経営的視点で分析する。
5.メディア産業の将来を展望し、課題や戦略を学ぶ。  

メディア産業を「企業経営」の視点から体系的に学びます。
テレビ・ラジオ・新聞・出版・デジタル配信といった各メディアのビジネス構造と                                    ビジネスモデルを整理し、社会との関わりや業界課題を理解します。                                                                                        
さらに、ビジネス以外の側面として、
・営利性(儲けること)と公共性(社会の公器としての役割)とのバランスの問題
・政治的介入や規制の問題
将来へ向けての視点として、
・デジタル化/グローバル化による構造変化の問題             
といったテーマも取り上げます。
実際のデータやケーススタディを活用し、現実の業界動向を分析することで、
理論と実務をつなげ理解を深めます。  
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業を通して、以下の力を身につけることを目標とします。  
現状のメディア産業の構造・ビジネスモデルを理解し、様々な要因で変化する
メディア産業の将来に関して考える能力を身につけることを到達目標とします。                                                                  
 また、現場の実例と経営視点を結びつけ、メディアの価値創造や社会との関係を
多面的に理解する力を養います。
【身につく力】
「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「コミュニケーション能力」
授業計画
<ビジネスとしてのメディア産業>
第 1回 日本のメディア産業の構造と特性
第 2回 ラジオ産業の歴史と現在
第 3回 テレビ産業の歴史と現在
第 4回 テレビの収益構造(CMと視聴率の関係)
第 5回    キー局とローカル局の構造(放送ネットワークとローカル局の役割)
第 6回 コンテンツ制作(制作会社)の仕組みと編成戦略
第 7回 出版・書店の変革と課題(デジタル化への対応とビジネスモデルの再構築)
第 8回 新聞の変革と課題(デジタル化への対応とビジネスモデルの再構築)
第 9回 映画産業と配給モデル(制作委員会方式とビジネスのリアル)
<メディア産業のビジネス以外の側面>
第10回 ニュースメディアの信頼性とフェイクニュース問題
第11回 公共性と営利性のバランス(NHK、民放、公共放送の課題)
第12回 メディアへの政治的介入と間違ったテレビ報道問題
<未来への変化>
第13回    配信ビジネスと他メディアとの共存(Netflix、TVerなどの最新動向)
第14回 メディア経営と地域社会
第15回 総括:メディア産業の未来と展望
関連科目
『映像コンテンツ制作論』『メディア・リテラシー』『メディアビジネス特講M』『コンテンツビジネス論Ⅱ』
準備学習等の指示
各回のテーマに関連するニュース記事や業界動向を事前に調べておくこと。最低でも30分以上の予習が必要です。
メディア企業の決算情報や報道資料にも目を通すと理解が深まります。
教科書
教科書は使用しませんが、必要に応じてレジュメなどを配布することがあります。
参考文献
・『ラジオの技術・産業の百年史—大衆メディアの誕生と変遷』岡部匡伸 著、 勉誠出版、2020年
・『図解即戦力 マスコミ業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書 』 中野明 著、 技術評論社、2023年
・『メディア産業論』 湯浅 正敏 著、ミネルヴァ書房、2020年
・『メディア論〔新版〕』 水越 伸 、飯田 豊著、放送大学教材、2022年
・『情報メディア白書』 電通メディアイノベーションラボ 編、ダイヤモンド社、各年版
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)授業への参加度、平常の受講態度、提出物…40%
(2)学内定期試験……………………………………60%
ただし、広島経済大学学内定期試験細則に従い、出席日数が3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めない場合があります。
実務経験と授業との関連
前職のTBSテレビにおいて、番組制作に加え、編成、営業、事業・ライセンス部門などを経験し、メディア企業の経営とビジネス構造に長年携わってきました。また、横浜ベイスターズ出向時には広報部長としてスポーツビジネスの現場も経験しています。これらの実務経験を活かし、放送・出版・配信など各メディアの収益構造や経営課題、公共性と営利性のバランスを具体的事例を通して実践的に解説します。
備考
授業心得:授業中の私語・飲食は禁止です。
注意事項:PCやスマートフォン、タブレットなどのディバイスは、授業で教員が許可した場面のみ使用できます。
他の学生の学習を妨げる行為があった場合は、厳正に対応します。                 
遅刻は原則認めません。