シラバス情報

科目名
リテール・マーケティング論Ⅰ
授業コード
22058
担当者名
Lau Honkit
副題
小売業の基本的戦略
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2026年度前期
教職免許種類

授業内容
本講義では、現代の小売・流通業における「売れる仕組み」を基礎から体系的に学びます。前半は流通構造や業態(コンビニ、スーパー、百貨店、専門店など)を比較し、それぞれの特徴や役割を理解します。後半はマーチャンダイジング(商品計画・発注・在庫)や価格戦略を中心に、店舗運営を考える上で必要となる基本的な視点を扱います。授業は講義を中心としつつ、簡単な事例検討やグループディスカッションを取り入れ、知識の定着を図ります。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1. 小売業に関する基本的な用語や概念を理解し、具体例を用いて自分の言葉で説明できるようになること。
2. 身近な小売店舗の戦略や施策について、その背景や目的を踏まえ、講義で学んだ視点を用いて自分なりの解釈を示せるようになること。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第01回 イントロダクション
第02回 小売経営の組織:チェーンストアの原則(RC・FC・VC)
第03回 小売業態の変遷と課題1:百貨店と総合スーパー(GMS)
第04回 小売業態の変遷と課題2:食品スーパーとコンビニエンスストア
第05回 小売業態の変遷と課題3:専門店、DgS、ホームセンター
第06回 商業集積と立地戦略:ショッピングセンターと商店街の再生
第07回 マーチャンダイジングの基礎:品揃えの広さと深さ、ライフサイクル
第08回 仕入計画と在庫管理:発注の仕組みとサプライチェーンの効率化
第09回 価格戦略の考え方:値入計算とEDLP、ハイ&ロー戦略
第10回 小売業の物流システム:POSデータ活用と物流センターの役割
第11回 経営分析の基礎:小売業の財務諸表(BS・PL)の読み方
第12回 利益管理の計算:損益分岐点分析
第13回 ストアオペレーション:現場の効率化とスタッフの連携
第14回 販売・経営管理の法務:消費者を守る法律と契約のルール
第15回 まとめ
関連科目
本講義を履修するにあたっては、あらかじめ「マーケティング論基礎」を履修しておくことが望ましいです。また、本講義での学びは、後期に開講される「リテール・マーケティング論Ⅱ」でさらに応用されます。
「マーケティング論基礎」「マーケティング論」「消費者行動論」「流通システム論Ⅰ」「流通システム論Ⅱ」
準備学習等の指示
日常の買い物において、売場の工夫や価格設定に「なぜ?」という問いを持って観察することを意識してください。毎回の講義内容を復習し、講義で扱った概念や事例を自分の言葉で整理することが望まれます。また、講義内で紹介した事例を日常生活の中で意識的に観察し、自分なりの気づきを持つことが重要です。予習・復習への取り組みとして、各回あたり60分程度の学習時間を確保することを推奨します。
教科書
教材は指定しませんが、教員作成のレジュメや資料、スライドを用いて講義を行います。必要に応じて参考書や文献を講義中で随時紹介しますので、各自の学習の補助資料として活用してください。
参考文献
  1. 堂野崎衛 編著(2023)『リテールマーケティング入門』白桃書房.
  2. 青木均(2024)『小売マーケティング・ハンドブック(第2版)』同文館出版.
  3. 南方建明(2023)『現代小売業の潮流—統計データによる検証—』晃洋書房.
  4. 中井彰人(2021)『小売業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』技術評論社.
  5. 海光歩(2023)『販売士(リテールマーケティング)2級 一発合格テキスト&問題集(第4版)』翔泳社.
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
本講義では、到達目標の達成度を以下の方法により総合的に評価します。
  • 定期試験:70%
学期末に実施する定期試験により、講義で扱ったリテール・マーケティングの基本概念や理論、事例に対する理解度を評価します。
  • 授業への参加度(アクティブラーニング):30%
授業内で行うグループディスカッションや事例検討などのアクティビティへの関与度をもとに評価します。発言内容や他者と協働する姿勢を総合的に判断します。

なお、出席自体を点数化はしませんが、授業内で実施するミニクイズや簡単なアンケートへの参加を通じて出席状況を把握します。出席が総講義回数の3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めない場合があります。
実務経験と授業との関連
備考
・本講義では、グループディスカッションや意見交換を重視するため、受講生には主体的な参加姿勢が求められます。
・私語など他の受講生の学修を妨げる行為は控えてください。
・不明点は授業後に自ら調べ、理解を深めることが期待されます。
・授業資料は当日配布またはHUE NAVIで共有し、連絡はHUE NAVIの掲示板やQ&A機能を使用します。