シラバス情報

科目名
研究指導AⅠ (国際貿易論特論)
授業コード
71107
担当者名
広田 堅志
副題
単位数
4.00単位
配当年次
1年
開講学期
2026年度前期、2026年度後期
教職免許種類

授業内容
国際貿易の基礎的理論・政策、国際貿易の実証分析、世界貿易体制、国際貿易と経済発展などに関する専門知識を習得しながら、国際貿易に関わる諸問題について主に発表・解説・討論という形式で進めます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
国際貿易に関する理論的・実証的・政策的専門知識の基本的な理解を習得するとともに、問題や課題の発見を通じて、各自の興味関心のある研究テーマの設定、研究テーマに応じた参考資料の収集と修士論文を作成するための準備作業ができるようにします。
授業計画
国際貿易の基礎的理論・政策、国際貿易の実証分析、世界貿易体制、国際貿易と経済発展などの内容を中心に研究指導を行います。また、受講者自らの研究課題への具体的アプローチについて、受講者と相談、検討しながら決めていきます。通年の授業計画は次の通りです。

第1回 国際経済学における主な論点、世界と日本の貿易概観
第2回 グローバリゼーションの拡大と貿易理論の発展
第3回 国際貿易理論を学ぶための経済学の基礎理論
第4回 リカード・モデル:生産技術と貿易パターンの決定
第5回 ヘクシャー=オリーン・モデル:生産要素賦存と貿易パターンの決定
第6回 産業内貿易と新貿易理論
第7回 クルーグマン・モデル
第8回 新々貿易理論:企業の異質性と貿易
第9回 国際貿易の実証分析Ⅰ:顕示比較優位分析
第10回 国際貿易の実証分析Ⅱ:ヘクシャー=オリーン・モデルの実証分析
第11回 国際貿易の実証分析Ⅲ:重力モデルの実証分析
第12回 貿易政策Ⅰ:関税政策の基礎分析
第13回 貿易政策Ⅱ:関税政策の応用分析
第14回 貿易政策Ⅲ:数量制限と補助金政策
第15回 貿易政策Ⅳ:貿易救済措置—アンチ・ダンピング関税措置と補助金相殺関税措置
第16回 貿易と為替レート、貿易実務
第17回 国際要素移動Ⅰ:海外直接投資
第18回 国際要素移動Ⅱ:多国籍企業
第19回 国際要素移動Ⅲ:国際労働移動
第20回 アウトソーシングとオフショアリング
第21回 オフショアリングとグローバル・バリューチェーン
第22回 グローバル・バリューチェーンと付加価値貿易
第23回 付加価値貿易から見る真の競争優位性
第24回 国際貿易システムⅠ:GATT/WTOによる貿易の自由化
第25回 国際貿易システムⅡ:地域経済統合と地域貿易協定
第26回 国際貿易システムⅢ:地域貿易協定の経済効果
第27回 自国市場効果と経済地理学
第28回 グローバル・バリューチェーンと経済安全保障
第29回 第四次産業革命とサービス貿易
第30回 貿易と環境

研究倫理(論文著者の責任等を含む総合的な研究倫理教育、利益相反の考え方や守秘義務など)についても併せて指導します。
関連科目
国際経済学特論、国際金融論特論、マクロ経済学、ミクロ経済学、理論経済学特論
準備学習等の指示
講義で取り上げる課題について、教員と受講者全員で討論を行うため、事前に熟読するようにしてください。発表担当者は発表用レジュメーを人数分用意してください。
教科書
教科書は特に使用せず、下記参考文献を中心に、受講者の関心と理解の状況に応じて、適宜に関連する資料を配布します。
参考文献
P・クルーグマン他、山本章子他訳(平成29)『クルーグマンの国際経済学—理論と政策—原著第10版(上)」貿易編』、丸善出版。木村福成・椋 寛編『国際経済学のフロンティア: グローバリゼーションの拡⼤と対外経済政策』、東京大学出版会。ユベール・エスカット・猪俣哲史編著(2011)『東アジアの貿易構造と国際価値連鎖—モノの貿易から「価値」の貿易へ』、IDE-JETRO発行。猪俣哲史著(2020)『グローバル・バリューチェーン 新・南北問題へのまなざし』、日本経済新聞出版社。猪俣哲史著(2023)『グローバル・バリューチェーンの地政学』、日本経済新聞出版社。田中鮎夢著(2015)『新々貿易理論とは何か』、ミネルヴァ書房。各国際機関統計資料。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
① 授業への参加度(発表資料の作成及び授業中の発表、討論):60%。
➁ 期末レポートの提出:40%。
以上の2点による総合評価とします。
実務経験と授業との関連
備考