シラバス情報

科目名
労働経済学Ⅰ
授業コード
21058
担当者名
森本 敦志
副題
労働を取り巻く市場と制度
科目ナンバリング
単位数
2単位
配当年次
3年
開講学期
2026年度前期
教職免許種類
高校一種(公民)

授業内容

本授業では、労働経済学の基本的な理論を中心に講義を行います。まず、労働者が賃金や余暇との関係の中でどれだけ働くかを決定する労働供給の理論や、企業が生産活動を行ううえでどれだけ労働者を雇用するかを決める労働需要の理論について学びます。これらを通じて、賃金や雇用がどのように決まるのかという労働市場の基本的な仕組みを理解します。

さらに、賃金格差の要因、日本的な雇用慣行の特徴、失業の種類や発生メカニズムなど、労働市場をめぐる諸問題についても解説します。理論の説明だけでなく、直近の政府統計や各種データを活用し、日本の労働市場の現状についても具体的に考察します。理論と実証の両面から、労働問題を多角的に理解する力を養うことを目指します。

到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【到達目標】
1.労働供給や労働需要など、労働市場を理解するための基礎的な理論を正しく説明できるようになること。
2.賃金格差や失業、日本的雇用慣行などの労働問題について、理論と統計データを用いて現状を客観的に分析できるようになること。
3.労働を取り巻く環境の変化を踏まえ、今後の「労働」のあり方について、根拠に基づいて論理的に考察し、自分の意見を述べられるようになること。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 
授業計画
第1回 労働市場の基礎
第2回 消費者選択の理論
第3回 労働供給モデル(1)
第4回 労働供給モデル(2)
第5回 家計内生産関数
第6回 労働需要
第7回 最低賃金制度・買い手独占市場
第8回 学歴間賃金格差(1)
第9回 学歴間賃金格差(2)
第10回 年功賃金
第11回 補償賃金格差
第12回 労働組合
第13回 移民労働
第14回 失業と労働市場
第15回 まとめ 
関連科目
社会政策論基礎、ミクロ経済学基礎Ⅰ、マクロ経済学基礎Ⅰ
準備学習等の指示
  • 事前学習(約45分)

次回授業で扱う教科書の該当箇所を読み、基本的な用語や理論の概要を把握しておくこと。


  • 事後学習(約45分)

授業で扱った内容を振り返り、講義中に示された具体例と理論との対応関係を整理し、理解を深めること。

教科書
教科書は使用しません。毎回講義資料をHUE NAVIにアップします。
参考文献
  • 労働経済学をつかむ/大森義明・永瀬伸子:有斐閣,2021,ISBN: 978-4641177307
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験80%、毎回の授業課題 20%。

実務経験と授業との関連
なし
備考