シラバス情報

科目名
メディア・リテラシー
授業コード
25029
担当者名
宮本 和幸
副題
メディア特性の理解と表現
科目ナンバリング
単位数
2単位
配当年次
2年
開講学期
2026年度前期
教職免許種類

授業内容
本授業では、現代の複雑な情報環境において求められる「メディア・リテラシー」について、
理論と実践の両面から体系的に学びます。
テレビ・新聞・インターネットなど多様なメディアの特性を理解し、情報がどのように選択・編集・流通し、
私たちに届くのかを多角的に考察します。
 授業の前半では、生活者のメディア接触の変化、ニュース記事の構造、誤情報・フェイクニュース、
検索エンジンやアルゴリズムの仕組み、SNSの拡散メカニズム、GAFAM に代表されるプラットフォーマーの役割、
さらに AI 生成コンテンツやディープフェイクなど、現代的な情報環境を理解する上で不可欠なテーマを扱います。
 後半では、記事比較・観察・簡易取材・記事執筆などの軽量ワークショップを通じて、情報を批判的に読み解き、
根拠を示しながら自ら適切に表現する基礎的な力を養います。
メディアに左右されず、主体的に情報を判断・活用する力を育成することを目指します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本授業を通して、以下の能力を身につけることを目標とします。
1.主要メディア(テレビ・新聞・インターネット)の特性と情報構造を理解できる。
2.ニュースや各種情報の信頼性を批判的に検討し、自ら判断できる。
3.検索エンジン・アルゴリズム・AI 生成技術など、現代の情報流通の仕組みを説明できる。
4.根拠を示して簡潔に意見をまとめることができる。
5.軽度の取材・観察を通じて情報を整理し、文章化することができる。                                                   【身につく力】
「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「コミュニケーション能力」
授業計画
第1 回 ガイダンス:メディア・リテラシーとは何か
第2 回 現代のメディア環境:生活者の情報接触と変化
第3 回 メディア特性の理解(テレビ・新聞)
第4 回 メディア特性の理解(インターネット)
第5 回 フェイクニュース:なぜ信じてしまうのか
第6 回 SNSの特性:怒りの拡散・タグ文化・炎上メカニズム 
第7 回 ニュース現場の最前線(ゲスト講師予定)
第8 回 【実践】記事比較で学ぶメディア・リテラシー
第9 回 なぜ、同じニュースでも受け取り方が違うのか
第10回 AI生成コンテンツとディープフェイクの時代
第11回 【実践】記事比較ワークショップ⑴:5W1Hを学ぶ
第12回 【実践】記事比較ワークショップ⑵:取材・要点整理
第13回 【実践】記事取材ワークショップ⑶:記事を書く
第14回 【実践】記事執筆ワークショップ⑷:講評
第15回 本講義のまとめと定期試験について
関連科目
『映像コンテンツ制作論』『メディア経営の現場を知る』『コンテンツビジネス論Ⅱ』 『メディア論』『映像メディア論』など
準備学習等の指示
・各回のテーマに関連するニュースを事前に確認し、20〜30分程度の予習を行うこと。
・日常的なメディア利用を振り返り、気づきがあれば簡単にメモしておくこと。
・講義内で指示された資料の確認やワーク準備を行うこと。
教科書
教科書は使用しません。必要に応じてレジュメや資料を配布します。
参考文献
・『世界は切り取られてできている メディア・リテラシーを身につける本』中橋雄・後藤心平ほか,NHK出版
・『メディアリテラシーを学ぶ(大学生の学びをつくる)』坂本旬,大月書店
・『メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む』坂本旬・山脇岳志,時事通信出版局
・『メディア・リテラシー論 ソーシャルメディア時代のメディア教育』中橋雄,北樹出版
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)メディア特性の理解のための取材・記事執筆における成果物と振り返り〔40%〕
(2)定期試験〔60%〕
ただし、広島経済大学学内定期試験細則に従い、出席日数が3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めない場合があります。
実務経験と授業との関連
前職のTBSテレビでニュース番組制作や視聴者対応業務を経験し、情報の編集と信頼性の課題に向き合ってきました。実務経験をもとに、フェイクニュースやSNS時代の情報判断を学び、記事比較・取材・執筆の実践を通じて発信力も養います。
備考
授業心得:授業中の私語・飲食は禁止です。
注意事項:PCやスマートフォン、タブレットなどのディバイスは、授業で教員が許可した場面のみ使用できます。
他の学生の学習を妨げる行為があった場合は、厳正に対応します。                 
遅刻は原則認めません