ヒトの歩行機能の特質に関する基礎的研究-青年および高齢者の足部の運動特性に着目して-
健康な高齢者および青年男子各5名を対象とし、右脚前頚骨筋および腓腹筋の筋電図波形、右脚足関節と足根中足関節の角度変化、立脚期の床反力から得られたデータ、さらに側方から撮影した映像データを同期させ、歩行動作を総合的に解析した。その結果、高齢者は足の踏込角、足の蹴出角、足指の角度変異が有意に小さく、高齢者、青年ともに足の踏込角、足の蹴出角は歩行スピードに関わらずほぼ一定であることなどが明らかとなった。柳川 和優、磨井 祥夫、渡部 和彦
日本体力医学会第50回
(福島県)