ヒトの歩行機能の特質に関する基礎的研究-立脚時間と歩行スピードの関係Ⅲ-
健常な青年女性6名を対象とし、立脚期の床反力から得られたデータと側方から撮影した映像データを同期させ、歩行動作を解析した。その結果、歩行スピードとステップ長、および、立脚時間とステップ時間の直線関係を仮定すると、圧力板から得られる立脚時間のデータだけで、歩行スピード、ステップ長、歩調を推定できることが示された。さらに、身長の要因を加えた推定式を作成した結果、推定精度がより高まることが明らかとなった。柳川 和優、磨井 祥夫、塩川 満久、渡部 和彦
日本体力医学会第53回
(神奈川県)