新たな持久性運動能力指標としてのFatigue threshold(θF)に関する研究-θFの生理的意味付けに関する検討-
運動強度軸上でθF のもつ閾値としての生理的意味づけを検討する目的で、LAT以下、θFのわずかに下、θF以上の3つの範囲に設定した運動強度での step運動を行い、その運動中ならびに回復期のVO2動態を検討した。その結果θF は、少なくとも15分程度継続可能な持久性運動の上限運動強度にあたり、運動中のVO2にはexcessVO2が認められるものの、6分目以降では""quasi""な定常状態が成立することがわかった。福場 良之、柳川 和優、菅 輝、磨井 祥夫、古賀 俊策、福岡 義之
体力研究
第91号