床反力からみた高齢者における歩行動作の特徴(査読付)
健常な若年者および高齢者男子各10名を対象とし,右脚立脚期の床反力データと側方から撮影した映像データを同期させ,裸足による自由,遅,速歩行の動作を分析した。その結果,高齢者は,鉛直方向の第1ピーク力 ( Fz1 ) が小さい,左右方向の第3ピーク力 ( Fx3 ) が大きい,左右方向の第3ピーク時間 ( Tx3 ) が長い,左右方向の力積合計値 ( Sx-all ) が大きいことが示された。柳川 和優、磨井 祥夫、渡部 和彦
広島体育学研究
第32巻