ワールド・カップにおける一流バレーボール選手のサーブ動作
一流バレーボール選手のサーブ動作をハイスピードカメラを用いて撮影し、分析した。その結果、ドライブサーブのインパクトにおいてはボールの弾性限界を越えていることが推測された。また、フローターサーブのインパクトにおける反発係数はボールの速度との間に高い相関はなく、打撃動作における技術差の存在が示唆された。さらに、半数の選手に認められた”むち打ち動作”は、早いボールの初速が高い反発係数をもたらす合目的な動作である事が示唆された。笹原 英夫、柳川 和優、宮広 重夫、西村 栄蔵、田中 啓之、川村 毅
広島経済大学研究論集
第12巻
第2号