論文

基本情報

氏名 柳川 和優
氏名(カナ) ヤナガワ カズマサ
氏名(英語) Kazumasa Yanagawa
所属 広島経済大学 経営学部 スポーツ経営
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

自転車エルゴメーターを用いたランプ負荷法によるエアロビックパラメータ測定の方法と問題点

単著・共著の別

単著

著者

柳川 和優

担当区分

概要

 本研究では、ランプ負荷法によるエアロビックパラメータの参考値を示すと共に、エアロビックパラメータ測定の問題点を明らかにすることを目的とした。被検者は、陸上競技等の現役選手を含む健常な19〜22歳の男子25名とし、自転車エルゴメ-タを用いたramp運動負荷試験により、VO2max、VT及びRCTを測定した。

 エアロビックパラメータ測定の問題点として、負荷増加の傾きが本人の体力水準より強く急峻すぎた場合、推定最大心拍数を大幅に下回る状態、かつVO2のレベリングオフが認められることなく自転車駆動の継続が不可能になる事例があった。また、負荷増加の傾きが本人の体力水準より弱くなだらかすぎた場合、継続的な負荷増加にも関わらず、推定最大心拍数を下回る状態で自転車駆動をしばらく継続し続ける事例があった。これら両者の場合、日を改め負荷増加の傾きを変えて再度測定した方がVO2maxとHRmaxが高くなる傾向があり、再測定が勧められた。

 健常な20代前半男子におけるエアロビックパラメータの参考値として、HRmaxは理論値の95.6%、VO2maxの値に関わらずVTは57.1%VO2max、135.1bpm、RCTは87.3%VO2max、171.6bpmであることが示された。

発表雑誌等の名称

広島体育学研究

出版者

第50巻

開始ページ

1

終了ページ

12

発行又は発表の年月

2024/03