円安トレンドとその背景
2012年の秋から始まる円安トレンドは、国際機関への拠出、米国国債やESM債の定期的購入、国際協力銀行の貸付、さらに、ゆうちょ・かんぽによる外債購入によって一種の円売りドル買い介入効果によるものと考えられる。平成25年だけでも為替平衡操作とは違う形で10兆円以上の円売りドル買いを実施した可能性があることが示唆される。
広島経済大学経済研究論集
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