アジア諸国の経済発展と通貨危機―産業構造の視点から―
1985年,1990年,1995年そして2000年のアジア国際産業連関表を時系列に用いた分析を行うことにより,アジア通貨危機による構造変化を分析。1995年-2000年では,地場産業の誘発効果は著しく低下したが,その他の産業に大きな構造変化はみられない。むしろFTAの進展が企業の生産拠点を変え,アジア地域全体で産業構造・貿易構造を変えつつある。
日本国際経済学会第66回全国大会(早稲田大学)