代議制民主主義の経済学
本論は、現代民主主義に対する諸学説の中で、一分野を確立した公共選択学派の学説的出発点としてJ.A.シュンペーターとA.ダウンズの議論を位置付け、両者の具体的主張を再検討することによって、政治の経済学的分析の意義を明らかにしていき、あわせてシュンペーターがダウンズに与えた学問的影響も考察している。
広島経済大学経済研究論集
第22巻
第2号