グラーフシャフト・キアヴェンナの帰属問題―フリードリヒ・バルバロッサの帝国領国政策に関連して
神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世が1152~58年に発行した3通の特権証書を分析し、アルプス越えの峠街道の南側の拠点として重要であったキアヴェンナ伯領を支配する過程と、シュタウフェン家門の権力拡大という特質を明らかにすると共に、当時彼が進めていたイタリア諸都市への支配政策にとっての意義についても考察した。
史学研究(広島史学研究会)
第164号