多文化共生時代の歴史学習-移民史の視点で-
歴史学習において「多文化共生社会」到来の状況を認識し、そこで生じている課題を解決するための新しい理論と方法を考察した。具体的には、近現代日本の社会史上の「移民」の存在と意義を明らかにした上で、歴史学習において「移民史」を組み込むことで、「多文化共生社会」化の歴史的背景についての社会認識を育成する可能性を主張した。
広島経済大学研究論集
第25巻
第3号