1887年「革命」前後のハワイ福音派による宗教・政治的運動―ユニオンを求めて
本稿では1887年の「銃剣憲法」前後においてハワイ外国人福音派が聖俗両面において展開した運動の詳細を、彼らの月刊新聞『フレンド』の記事から読み取ることで、これまでの歴史研究ではあまり扱われることのなかったハワイ王国転覆劇における宗教と政治の関係に迫り、この事件の意味について再考した。
中・四国アメリカ研究
第8号