ファンダメンタリズムと宗教多元社会の相互作用―形式主義から現実主義へ―
19世紀末のアメリカ社会で積極的に福音伝道を行ったファンダメンタリストは、宗教的多元性という現実、即ち自分たちは「少数派」であるという現実に直面した。本稿では彼らが「前千年王国説」という教義を通して、いかに自らが直面した現実を理解したかを考察する。
広島経済大学研究論集
第18巻
第3号