寡占体制におけるフルコスト価格設定理論
現代企業の価格設定問題にとって、フルコスト価格設定理論は最重要な現実的意味を持つ問題である。それはホール・ヒッチの実証研究にはじまり、A.S.アイクナー、A.ウッドによる目標マーク・アップ率決定仮説に至っている。本稿は、このようなフルコスト価格設定理論を継承しつつ、未解決問題である現代企業の供給価格決定プロセスを展開した。
経済学研究(広島大学大学院)(査読なし)
第9集