労働時間決定と労働時間短縮(広島県ケース)
近年、我国では労働時間短縮(以下、時短)の推進機運が高まっている。その中、広島県における一人当り労働時間は全国平均のそれを超過し、さらに時短が進んでいる都道府県(e.g.京都府)と比較し時短進展度が不安定である。本稿は単なる統計データからその実態を掴むのではなく、女子比率、産業構造、事業所規模等の角度から分析を行い、広島県の全国平均値超過の重要な産業を製造業、運輸通信業に、その進展度の不安定性を女子労働雇用形態にあるのを明らかにした。
経済学研究(広島大学大学院)(査読なし)
第12集