21世紀のマルチメディア社会に向けた情報ネットワークの整備が急務とされる中、ATM装置を中核技術とした情報インフラの再整備が活発化している。しかしその反面、LANを主眼においたローカル通信ネットワークの規模の拡大では、セキュリティや管理運用面での問題が表面化している。本稿では、これらの問題に対応すべく、LANエミュレーション技術と、最新サーバ技術を応用した「非透過複合ドメイン」によるATMネットワークの構築を提案している。又、広島経済大学学内 LAN はこの方式で設計され実際に稼働中であり、この実用性と信頼性の高さを実証している。