近代企業における経営戦略の立案作業は、過去の管理者主導型からスペシャリスト主導型へと確実に変貌しつつある。本稿では、このスペシャリスト主導型のSP(Strategic Planning)作業の総合モデルを示し、その作業において先端情報システム(基本システムを含む)がどの様な役割を果たすかを詳述している。又、議題でもあったオブジェクト指向の応用について、一般の「オブジェクト指向」に対する誤った認識を指摘し、SPサポートのインフラストラクチャー中で直接応用できるのは、現段階ではオブジェクト指向型データベースのみである事を解説している。