本研究は、2001年の「ADSL解禁」に端を発し、突如として普及期に入ったブロードバンド通信、これと同時並行的に台頭してきた「ストリーミング技術」、この2つの融合によって生じる、社会、経済、産業、事業などの変化について調査・検証し、今後の動向、問題点や課題点などを明らかにするものである。本稿は、この研究の中でも、現在のメディア産業と放送産業への影響、またこれまでの企業とメディアの関係が今後どのように変化し、どのような発展が予想されるのか、これらの点について調査結果を報告するものである。同時に、政府政策の課題や問題点についても指摘している。