最初に安倍政権の誕生とともに設置された「教育再生会議」や文部科学大臣の諮問機関である「中央教育審議会」(中教審)などで教育問題について幅広い議論が活発に行われ、一部は「教員免許更新制度」として実施されることになった一連の教育改革の動きを概観した。 次いで現在の学校教育の抱える、児童生徒の時代に伴う変化や、保護者対応、地域との連携の困難さ、などの問題を挙げるとともに、情報化が一段と進展し、情報通信技術(ICT)活用教育の必要性が叫ばれている現代にどのような資質が教員に求められているかを考察した。[執筆頁数4頁]