データが少数のサンプルしかなく、推測統計法適用の基本仮定である母集団の正規分布が仮定できないような場合の有意差検定の方法について述べた。 具体的には、少数の限られたデータを大量にコピーし、生成された膨大なコピーデータをもとに、擬似乱数を用いてRandom Permutationを繰り返すことにより、t検定やF検定の代わりに有意性検定を行うことができるという、モンテカルロ統計法を心理的データへ適用することの効用と限界について、Dr. Kazuo Nakatani(中谷和夫)の論文へのコメントという形で論じた[執筆頁数2頁][共著者:Tamotsu Toshima(利島 保)]