随意運動におけるリズムの神経心理学的研究
人間の随意運動の中でも最も単純化された実験事態である、左右手を用いた継時的タッピングについて、そのタイミング制御のメカニズムを神経心理学的に検討した。 具体的には、左右の手それぞれで独立に行なわれる継時的タッピングのタイミングを体系的に操作して、結果として現れるタッピングの時間間隔の変動を、自己相関係数や位相遷移曲線などを用いた時系列分析を行うことにより検討した。そして随意運動におけるタイミング制御に中枢クロックが関与している可能性について考察した。[執筆頁数4頁]
広島大学大学院教育学研究科修士論文(未公刊)