数量化Ⅲ類への最急上昇法の適用について
質的データの分析手法として広く用いられている数量化理論(Ⅰ~Ⅳ類)のうち、質的データの主成分分析に相当する数量化Ⅲ類についても、上記論文4.と同様の問題がある。 そこで本研究ではやはりアルゴリズムとして最急上昇法を提案し、模擬データによるシミュレーションを行ったところ、行列計算よりかなり簡便かつ迅速に近似解が得られ、その有用性が検証された。[執筆頁数7頁][共著者:平田威彦・来嶋信隆・福永純三・佐藤和雅・中村綱幸]
山口短期大学学術研究会紀要
第15巻