マクロ金融政策に於ける中央銀行と最適契約
本報告では、プリンシパル・エージェント・アプローチを用いて、中央銀行が私的な情報を持つ場合の、マクロ金融ゲームモデルを説明した。その結果、独立的な中央銀行に対し自由裁量的な金融政策を認めたケースでも、政府は社会的に最適な契約をデザインすることが可能であることが示された。
理論・計量経済学会
(平成8年度西部部会)