本研究の目的は、本学で行っている英語教育、第二外国語としての中国語教育、そして留学生に対する日本語教育という三ヶ国語教育を有機的に連関させ、より効果的な語学教育を目指すというものである。まず、三言語の教材を共有化するにあたって、①留学先で生活を始めたときに想定されるもの、②本学で留学生と交流する際に考えられるもの、の二つを基準に全14課の「トピックと場面」をもとにして、三ヶ国語の語彙集を完成させた。課毎に想定される基本的な文例も挙げ、付録として関連する資料やデータなども盛り込んだ。 今後、この語彙集を実際の教育現場で活用していく過程で問題点を抽出し、その結果をフィードバックさせることで、さらに完成度を高めていく予定である。
三須佑介(中国語)、宮岡弥生(日本語)、迫田奈美子(英語)