ゲームとタスクにおける参加パターン
迫田 奈美子
スピーキング活動に使われるゲームとタスクを使って、日本人学習者の参加パターンにどのような違いが現れるか実験を行った。談話分析の結果、ゲームとタスクそれぞれ特有の参加パターンが見られた。 ゲームでは比較的参加者全員が均等に発話したのに対し、タスクでは、一人の参加者の発話が大部分を占め、リーダー的役割を果たした。 本研究の結果より、学習者の参加パターンを前もってある程度予測できることと、授業の目的に合わせてゲームとタスクの特徴を生かし、効果的に使い分けることの重要性を提言した。
The Proceedings of JALT2002 『全国語学教育学会会報2002』
ISBN: 4-901352-06-7