「日本の経済計画についての考察」
戦後の日本経済の経済計画について考察する。計画史の開拓期に計画がどのように策定実行されたかに焦点をあて、計画がどのような役割を果たしてきたかを見ていく。また、主な目標となっているGDP成長率の目標値と実績値の乖離について考察し、その原因と乖離に対する見方を論じる。そして、日本の計画に用いられてきた3つの計画モデルを取り上げ、それぞれのモデルと問題点について考察する。最後に計画の目標の変遷、市場経済における計画の意義をまとめる。
広島経済大学経済研究論集
第24巻
第1号