「日本における戦後復興期の経済政策―『復興計画』とドッジライン」
終戦直後から昭和20年代にかけて構想された多くの諸計画のうち、戦後初の本格的な経済計画ともいえる「復興計画」を取り上げる。当時のインフレの主要な要因が政府の統制的な経済復興政策によるものであることを考察した上で、ドッジ・ラインと「復興計画」の違いを、それぞれのインフレ対応策に焦点を当てて明確にする。
広島経済大学経済研究論集
第27巻
第3号