GARCH(1、1)モデルにおける構造変化点を見つけ出す検定統計量はKim、 Cho and Lee(2000)で導かれている。しかし、その検定統計量は、極度のサイズ・ディストーションならびに、低いパワーであり、さらに検定統計量が漸近分布に従うためには、長い系列を必要としているのに対し、本論では、それらの欠点を克服する検定統計量を導き出した。また、実証分析では、株価収益率と同様にGARCHモデルを当てはめた場合ボラティリティの持続性が観察される為替レートに関して、日米の為替レート収益率について検定を行い構造変化点を見つけた。(共著者;S.Lee, K.Maekawa)