内示プロセスにおける予測に関する基礎的解析ー内示情報を用いた予測性能の実証分析
本論文は、内示のもつ予測可能性の優位性に関する基礎的研究である。内示プロセスにおける需要予測について、内示情報を用いた予測モデル(内示モデルという)を提案する。そして、定常過程の予測については多くの手法があるが、ここでは代表的な階差を用いた方法(階差モデルという)、誤差修正モデル(VECM/VARモデルという)を取り上げ、内示モデルを用いる予測性能が他に比べて優位にあることを実証的に示した。(共著者::上野信行)
『広島経済大学経済研究論集』
第44巻
第3号