構造変化とボラティリティの持続性
構造変化とボラティリティの持続性の関係では、GARCHモデル関してこれまで様々な先行研究が存在し、実証分析およびシミュレーション結果が報告されている。本稿では、2通りモデルについて、様々なGARCHパラメーターについて分析を行った。実証分析に関しては、日経株価収益率にGARCHモデルを当てはめボラティリティの持続性を示す原因について、2000年4月に行われた大幅な銘柄組換えが、構造変化を引き起こし、その結果ボラティリティの持続性を示したことを明らかにした。(pp.1~12.)
『広島大学経済学研究』広島大学経済学会